みかんぜりーの入院日記
「遺伝性球状赤血球症」という病気とともに成長してきた航平の入院、手術記録です。

2002年02月07日(木) 手術2日目 オナラが出ない

2日目も手術当日と変わらず、ウトウト状態だった。
目を覚ましたときに「お腹痛い」と泣いても、お腹をさすってやるとまたウトウトと寝てしまう。水を飲んでも良いと許可が出たので、少しづつ飲んだ。
水が飲める様になると今度はお腹がすいてきた様で、午後になると「いつ、ご飯食べられる?」と聞いてきた。傷の消毒の時、先生に尋ねると「おならが出たらね」との返事。便も出ていないし、「うんちいきたくない?」と何度も聞いたが「したくない」の返事。結局、浣腸を2回したがきばると傷が痛む様で本人が積極的にうんちを出そうとしないので、2回とも失敗に終った。
おならも結局この日は出なかった。

夜になると看護婦さんが来て「そろそろ座って水飲んでみようね」とベッドの上半身を上げて航平を座らせた。「痛い〜寝かせて〜」と大泣きしていた。(昨日、手術したばかりだし当然痛いよね・・・)
泣きながらでも、水しか口に出来ないし、必死で水を飲んでいた(お腹すいてたんだろうな。)就寝前に3回目の浣腸するも失敗(笑)
看護婦さんが「明日は少しづつ歩いてみましょうね。歩くと腸も良く動いて、おならもうんちも出るよ」と言った。ひえ〜もう歩くの!私の方が驚いた。航平は固まっていた(笑)

術後の航平の様子を書き忘れていた。術後、何が変わったか。
まず、顔色。オペ室から戻ったときの航平の顔を見てビックリした。「航平のほっぺが赤い!」最初に私が口にした言葉。
目を覚ますとまたビックリ。白目が白い!いつも黄疸で濁った黄色をしていた航平の白目が子供らしい澄んだ白になっていた。
次は尿。いつも尿の色はオレンジの様な赤褐色の様な色だった。(これも黄疸のせい)それが術後あっという間に薄い黄色(普通の人の尿の色)になった。
あっという間に顔色、尿の色が変わるなんて!人の体って凄い!この日の私の感想だ。


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