みかんぜりーの入院日記
「遺伝性球状赤血球症」という病気とともに成長してきた航平の入院、手術記録です。

2001年08月04日(土) 恐るべしリンゴ病

熱は下がり始めたのに、航平は相変わらずグッタリしていて起きあがる事も出来ない。おまけに「頭がクラクラする・・・」ばかりうわごとの様に言う。
「髄膜炎」の検査、CTで頭のレントゲン検査をするが、どちらも異常無しだった

8/4 朝の採血の時、看護婦さんが「なんだか爪も唇も真っ白ですね」と言ったが
普段から血色は良くないので「ああ、いつもです」と答えたが、採血の結果を聞いて驚いた。
HB4.6 (生後1ヶ月目、病気発覚の時でもHB5はあった)
緊急輸血、輸血終了直後の採血でHB7.5 翌日(5日)にはHB6.8 だった。
おまけに5日には血小板4.5 白血球1900になり、(血小板が少ないので、体内で大出血を起こすと危険、白血球も少ないので、感染症を起こすと危険)という事
で、今度は血小板の輸血。(感染予防の為、個室へ移動)

この時点で、「リンゴ病」が疑われ、ウィルス検査をした。
「骨髄検査」をしたのは6日。経験はないが「痛い」検査という知識はある。
検査には立ち会えなくて、様子はわからなかったが、放心状態で帰ってきたので
痛かったんだろう。
採血くらいでは泣かなかった航平がこの日以来、「検査」と聞くだけで泣きそうな顔になった。
骨髄の中にある「赤芽球」という血液の基がほとんど無い(血液を作っていない)
という検査結果。リンゴ病のウィルス(パルボウイルス)が骨髄に入ると、赤芽球を破壊してしまうらしい。
8日に再輸血(赤血球の)入院1週間目。航平は今だ起きあがれず、意識朦朧としていた。 


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