singersong professor KMの日記

2008年03月13日(木) 日銀総裁

 次期日銀総裁が決まらない。日本はかつて,経済一流,政治は三流と言われていたが,もはや経済も一流ではなくなってきている。しかも相変わらず政治は三流のままであることを実証している。経済一流,政治は三流と自嘲していたときは,まだ経済が一流だから,政治が三流でも,ま,良いか,などという風だった。ところが,90年代以後,この三流の政治に引きずられて,経済も一流から没落を始めた。90年代以降の不況も政官の責任は大きい。だから「政策不況」と言われる。経済が少し持ち直しても,政治は三流のままなのは,当たり前かもしれない。何ら改革は行われていないわけだから。

 政官といったけれど,いつも言うように,メディアもどうにもならない。賞味期限切れ食品で大騒ぎするのもいかがなものか。かつては自分の鼻を信じてかぎ分けていた。そういった人間の動物的感覚が鈍ってしまったのだろうか。何もかも人任せが過ぎる。学校で親が教育はおろか,しつけまで学校に任せていると問題になることがあるが,これなども根は同じだろう。九州で荒れる中学について報じられている(下記参照)。親の責任かどうか知らないが,また学校にも責任があるだろうが,学校が毅然とした対応ができないのは,メディアなどを恐れすぎるからだろう。この記事を読むと,そうとは書かれていないが,何となく教育委員会に問題があるように感ずる。「所管する自治体の教育長は生徒たちの行動について「原因は分からない」と話す。」何とも頼りない。

http://mainichi.jp/seibu/news/20080313sog00m040003000c.html

 上記学校の場合もそうだろうけれど,結局現場,現実をふまえた対応をしないところに問題が生ずるように思う。これはどの問題に対しても共通している。政,官,企業,学校,どこでも現場,現実をよく見ないで,付け焼き刃の対応をすると,後で大きなしっぺ返しに会う。ことほど左様に,現実をふまえた対応,改善が難しいと言うことだ。それができれば,かなり改善できる。多くの企業が存続できるのは,市場動向がそれを求めるからだろう。政,官,学校,それに官僚統制の厳しい産業でうまくいかないのは,そういう市場動向から離れているからだろう。

 今回の日銀総裁問題は,日銀という市場と密接に関連しているポストの話だけれど,市場がわからない政治家たちがそのポストをもてあそんでいるという図式だ。だから危ない。市場からのしっぺ返しがあるだろうが,政治家たちはその責任をとろうとしないだろう。これまで市場と向き合ってきたことがないのだから,それはわからないだろう。


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