わからないものである。今年度「資金調達論」の採点を終え,予想外に点数が悪く,がっくりした。実は,当初易しすぎたのではないかと心配していたくらいだったのだが,ふたを開けると,な,なんと,不合格が4分の1,約25%にもなった。これでも,配慮したはずなのだが。配慮せずともA+は5%であったから,飛び抜けて難しかったわけではないはずだ。
とくに,良い点を取った諸君は気づいたはずだが,1番目の問題は,ほとんど,あ,い,う,え,お,か,き,く,け,こ,といった順で答えたら正解となっていた。少し違うところもあったが,ほぼそうなっていた。実は,問題作成段階で,解答の選択肢をリシャッフルするつもりの半製品段階で置いておいたのだが,出題期限ぎりぎりに出題することになって,そのリシャッフルを忘れて出題してしまったのだった。後で気づいて,しまった,と思ったのだが,手遅れだった。だから,相当正解率が高いのでは,と思っていたのだが,意外にできていなかった。その代わり,採点は楽だった。あ,い,う,え,お,などと唱えながら採点できたからだ(正確には,あ,い,え,う,お,だったが)。
結果的には,A+ 5.2%,A12.1%,B23.9%,C34.0%,F24.7%であった。だから,合格率75.3%ということになる。正規分布といえば正規分布,うまくばらついてはいるのだが。わがゼミ生でも3名も不合格者が出たのは残念だった。他方でT君,F君のように,A+を取ってくれたゼミ生もいる。K君など残念ながらAだった。W,T,T,Mの皆さんもAだった。ゼミ生の合格率は86.4%だから,当然といえば当然合格率は高かったのだが,100%とならなかったのはまことに残念である。
前にも書いたが,採点作業というのは憂鬱な作業だ。後ろ向きの作業だ。財務系の科目というのは,できないとなるとどうあがいてもできない人がいる。一発勝負はない。日頃から基礎的な素養を身につけておかないと解答できないことが多い。ある程度合格率の低いのは仕方ないと言うべきだろうか。出席点をつけても,出席率の高い人は点数もよく,出席率の低い人はどうしても点数が低い。それで合格率が低いから厳しいと思われるのはしゃくだ。まぐれで合格という割合が低いだけだ。
我が家の娘などは,お父さんの採点は甘いという。法学部などはかなり厳しいようだ。ま,これくらいが良いところかもしれない。そう自分に言い聞かせている。
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