今朝は,嵯峨野線が「亀岡で霧のため」遅れて,びわこ線には1本乗り遅れた。ま,今日は講義があるわけでもないので,本がたくさん読めたくらいの「被害」というより「効用」があった。「南草津」の駅で学生がたくさん降りたのを見て,今日が成績発表の日であることを思い出した。
閑話休題
ニッポン放送の新株予約権発行が高裁でも差し止められた。商法判断としては当然の判断というべきだろう。予想通りであった。問題はこれからだ。朝刊や朝のテレビ・ニュースでも盛んに取り上げていた。日本経団連会長の奥田氏の言うように,これから両者の「和解工作」が行われるのであろうか。ライブドアとフジテレビの提携に進むのだろうか。それを暗示するようなニュース(下記参照)も報じられている。
この間の争いが両者の「しこり」となっている。私の見るところ,フジテレビが本当に争う気があったのか疑わせるような「稚拙」とも言うべき行動をとったので,やむを得ず提携に進むことになったように見える。本気で争うのなら,フジテレビは,ニッポン放送の株式をライブドアに過半数を取らせてはいけなかった。大枚をはたいても,つまり,TOB価格を引き上げても防戦すべきだった。甘さがあった。一匹狼できた堀江モンが「賭けている」のに,甘さのあるサラリーマン社長日枝氏が思いきった手を打てなかったのがいけなかった。フジテレビの資本力からすれば,十分勝てるはずだったのに,手をこまねいていたとしか言いようがない。
私は,日本的経営に好意的な見方をする方だから,もっと本気で防戦して欲しかった。手順を誤った。この間私はこの点を指摘し続けてきたつもりだ。私が日本的経営を擁護するといっても,甘い経営を擁護するつもりはない。トヨタ自動車に見られる,「厳しい」日本的経営をしないと,とても国際競争には勝てないと思うからだ。これもいつも言うように,規制産業はおおむね日本的経営の悪い面が出ているように思う。これからも規制産業が堀江モン的人間に狙われるであろうことを,今回の事件は暗示している。日本の経営者,がんばれ,と言いたい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−− ライブドア、フジとの提携で具体案を提示
フジテレビとライブドアの提携交渉で、ライブドア側は、実質的に過半数を保有するニッポン放送株をフジテレビに譲渡する代わりに、フジテレビの行う第三者割当増資などによって、ライブドアがフジテレビ株を一定割合取得する案を提示した。
複数の関係者が23日、明らかにした。
資本提携と同時に、テレビ放送とインターネットとの協業も進める構想で、実現すれば、ライブドアによるニッポン放送株の大量取得から始まったメディア買収戦は、放送メディアとインターネットが融合するわが国初の本格提携に発展することになる。
ライブドア側は、フジテレビ株の取得割合について、フジテレビを連結決算の対象にできる20%前後を目標にしていると見られる。また、フジテレビに対し、役員2〜3人を派遣することも求めている。
これに対し、フジテレビ側は、具体的な提携の効果を見極めたいとして、慎重に検討している。
ただ、ライブドアは、提携交渉が決裂した場合には、フジテレビに対する株式公開買い付け(TOB)を実施する構えだ。
23日夜に記者会見したライブドアの堀江貴文社長はフジテレビとの提携交渉について、「役員レベルで提携の協議を進めている」と述べた。フジテレビの村上光一社長も「担当役員とライブドアとで会っているのは事実だ」と交渉を認めた。 (読売新聞) - 3月24日3時13分更新
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