singersong professor KMの日記

2004年02月04日(水) 入試今昔

 最近は入試関係の仕事も昔ほど教員が負担しなくて良くなった。とはいえ,この季節,試験答案やレポート,卒業論文,修士論文,博士論文などなどを読まなければならない。その間にもいただいた本を読んだり礼状を書いたりという作業が入る。今日たしかに「なぜITは社会を変えないのか」を読み終えることはできたけれど,インス執行部会議,いただいた本を読んだり礼状を書いたり,そして,修士論文を読んだりしているうちに,時間が過ぎた。

 この季節,前にも書いたように,こういう仕事に追われることになる。それでも,以前と比べたらよほどましになったと言うべきだ。以前は入試監督で2日,採点で1週間余は時間をとられた。マークシートが導入されて省力化される以前,ホントに全て手での採点だった。それも記号で答える問題などの場合,「ア」だとか,「ウ」だとかを採点するわけだ。そこで,「イ,セ,ト,ケ,ホ」などと,答えを唱えながら採点することになる。その繰り返し。一番の若手が,そういう「肉体労働」班に割り振られる。

 そして,来る日も来る日も「イ,セ,ト,ケ,ホ」だとか「ケ,テ,ヘ,ロ,ニ」などと呪文のように唱えながら採点するわけだ。私が奉職した当時,やはり,10万人の受験者があったと思う。しかもそのころは,すべてA入試,つまり「一般入試」であったから,もしある問題への採点要員が1人だったら,英語なら全員が受験することになるので,10万枚見ることになる。通常はその答えの量などを勘案して,5人とか10人とかが割り振られる。でも,単純な仕事は当然人数が少ない,だから,めくる量も多くなる。「肉体労働」なのである。

 国語の漢字などの採点にあたると,今度は,はねているとかはねていないとか微妙な判定になって,出題の先生に,これはどうでしょう,などと相談しながら採点をすることになる。すると時間がかかる。だから,問題によっては,ある問題グループは採点が早く進むが,別のグループは遅れる。そうすると,早く終わりそうなグループから遅いグループへ助っ人として回される。そういうときも若手が回される。それと比べると,最近は相当の省力化で,全ての教員が入試採点要員になるということはなくなった。もちろん,採点にあたる人数は今でも少なくはない。ただ,以前ほどではなくなった。お陰で,他の役職の関係もあって,入試の採点は今年は免除されている。その代わり,今日のように会議が入ってくる。

 ま,お給料をいただいている身。文句は言えません。


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