singersong professor KMの日記

2003年02月10日(月) 人身事故が多い

 人身事故が多い。とくに昨年11月だったかの事故でミスがあってからJRも慎重で,すぐに止めるようになったようだ。今日も下記事故で,京都駅は混乱していた。私がびわこ線のホームに立ったときが丁度事故直後のようで,振り替え輸送のアナウンスをしていた。とてもこれではたまらない,と思い,思い立って,「プラッツ近鉄」内の「旭屋書店」に行った。で,ついつい衝動買いをしてしまった。だって,「コーポレート・ガバナンス」とタイトルにあったら,私の場合,買わざるを得ないわけだ。

 ついでに,今度は,タワーホテル地下で昼食もとった。予定外のことであった。食事を終え,改札口でびわこ線が止まっていないのを確認して,ホームへ。けれどもダイヤは乱れに乱れていた。ホームでかなり待たされたあげく,混んだ電車が来た。幸い座れたが,立っている人も多かった。

 昨日,一昨日と後期試験の採点で400枚を超える答案を読んで,かなりうんざりだが,まだ読むべき修士論文が3本ある(1本は面接終了)。車中や食事中,これを読んでいるが,他にも仕事を抱えながらも,読まざるを得ないものがある。これはわれわれの仕事である。もっとも,修士論文指導と無関係の先生方も多い。

 私はどういうわけだか会計学系列の論文指導も引き受けている。私の担当が「経営財務論」ということで,かつては経営学系列に位置づけられていたので,会計学の論文指導をすることはなかったが,コース再編の中で,「会計・ファイナンス・コース」(一時そういうコースがあった)担当と位置づけられてから,会計学も私のフィールドとして位置づけられてしまったようだ。もともと私自身会計学出身であることもあって,会計学がわからないわけではないので,いまでは会計学指導グループの一員という扱いを受け,修士論文の指導や審査をしている。私の場合,だから,ファイナンスから会計学に至る幅広い分野が持ち場となっている。ま,便利屋である。

 今年の春も,そういうわけで,忙しく仕事をしている。あれこれ引き受けていると,いつも,何か忘れてはしないかと,気になる。そして,せわしなく歩くことになる。同僚のMさんには,いつもせかせか歩いている,と言われてしまう。忙しさを楽しんでいる,といわれればそれまでだが,本人はそんな気持ちではなく,つい,仕事を引き受けてしまうだけである。引き受けるときは,できるだろうと,思うのだが,期日がせまってくると,しまった,と思う。

 ま,前回の日記で,躁鬱の話をしたが,だからこそ,鬱になっている暇が少なくてすむのかもしれない。このように,良いように解釈しておこう。

(追加−−自殺増加の記事)
 人身事故といっても,要は自殺。自殺者3万人といわれている。インターネットで見ていると,最下段に示したように,滋賀県の自殺者の増加が報じられていた。それも中年男性の自殺者が多いという。この不況と無関係ではあるまい。以前もこれには何度も触れた。あまりにも現場無視の経済政策が多い。自殺者増加はその犠牲者が増えているということを示している。その声はどうして政策立案者に届かないのか。腹立たしい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
飛び込み、JR一時止まる 京都−米原間上り線と湖西線

 10日午前10時40分ごろ、京都市東山区のJR東海道線京都−山科間で、線路内に男性が入り込み、大阪発金沢行き特急雷鳥13号にはねられ、男性は死亡した。

 松原署の調べでは、男性は年齢50歳前後で身元確認を急いでいる。

 同特急は現場で約1時間停車。東海道線上り線京都−米原間と湖西線で1時間余にわたって運転を見合わせるなど、ダイヤに影響が出た。
(京都新聞)[2月10日12時46分更新]

-----------------------------------------------------------
中高年男性の自殺が急増 滋賀 01年324人

 滋賀県内で昨年1年間に自殺した人が前年より3割多い324人にのぼったことが、県警の10日までの調べで分かった。中高齢の男性の自殺が急増しており、病苦や前途悲観による自殺が目立った。

 県警のまとめによると、昨年取り扱った遺体1089人のうち、自殺者が3割を占めた。自殺者の増加を受け、県警の遺体取り扱い総数も初めて1000人を超えた。

 自殺者のうち、男性は236人で、前年より62人も増加。女性は88人で11人増だった。50歳代の自殺が85人と最も多く、次いで、70歳代59人、60歳代58人の順。

 動機別では、病苦による自殺が68人、前途悲観が53人、借金苦が50人、精神障害が38人となっている。

(京都新聞)


 < 過去  INDEX  未来 >


singersong professor KM