20日は,腸の精密検査でした。一日そんなこんなで終わりました。
尾籠な話ですが,夜も明けぬうちから昨夜の下剤が効いて,まさに下痢状態。そのうえ朝7時から,下剤の入った2リットルの水を飲むのです。「う,まずい!」という代物を,2リットルはつらいものがあります。それも1時間以内で飲まなければならないのです。これでもって,腸の中を空っぽにしようと言うわけです。
ですから,トイレとの往復を何度も続ける必要があります。で,ある程度時間がたつと,今度は出すものが何もなくなる。そうなってから病院へ(というか時間指定で,私の場合午後2時)行って,指示に従って,内視鏡の科へ回されるわけです。
待合いで待って,呼ばれてから,着替えてしばし,検査室へ。痛み止めなどの点滴を打ちながら,腸の中へ空気とともに内視鏡を入れて調べるわけです。「何か見つかりましたか」と問いかけると,何もない,という。結局,便に血が混じっていたのは,痔のためではなかろうか,という結論。なーんだ,というわけですが,大変な一日でした。
閑話休題。
それにしても韓国大統領選挙,接戦だった。19日は丁度検査の前の晩だったので,BSで選挙速報に見入った。そこで気付いたのは,韓国の政治の民主主義,健全性だ。何せ国家元首を国民の直接投票で選べるのだから,国民も燃え,政治も変化する。翻って,日本の場合,国家元首は選べない。天皇が国家元首で,これは国民の選挙で選べない。
おまけに,総理大臣も与党第一党の党首が議会で選出される,という仕組みだから,国民の意識を正確に反映するわけではない。そこで,議会のボス支配がまかり通る。自民党政権が長く続いたせいか,年功序列が成立している。石原慎太郎曰く「自民党は年功制度でダメになったと思っている」(日経ビジネス,2002/12/23・30,32ページ)という。また野党もにたりよったりだととも述べている。いけませんね。
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