singersong professor KMの日記

2002年05月01日(水) ゴールデン・ウィーク?

 世は連休中だというのに,今日も大学で仕事をしています。今日5月1日のメーデーにも講義はあります。今その講義準備をしているところです。

 何せ立命館大学は「よく働く」大学で,4月29日月曜日の国民の休日「みどりの日」にも講義をしました。というのも月曜日はハッピー・マンデイとか何とかで休みが多いので,月曜日の講義日が少なくなりすぎる,そこで講義をしましょうというわけ。

 文部科学省(旧文部省,かつてはだから「もんぶしょう」といっていたのですが,「文科省=もんかしょう」と略称するようになっています。「もんかしょう」と聞いてはじめは何のことだかわからなかったものです)などは,大学生がもっと勉強するようし向けるべきだと考えています。それは日本という国の競争力に関わるからです。

 この考えを先取りして「国民の休日」でも講義日としていると考えられます。文部科学省はこの立命のやり方を「行政指導」の際に利用するのだろうと思われます。「そら立命がやっているからあなたのところもやりなさい」というように利用するわけです。だから全国の大学が立命館大学が何をやっているか注目(戦々恐々として)するわけです。

 「みどりの日」休日返上も,そういう一環だと考えて間違いないでしょう。ただ,私個人としては,これまで連休中は研究を集中してできる,そういう意味で「ゴールデン・ウィーク」だったのです。これが細切れにされたのは痛い。従来,講義だけではなく,大学の行政もストップしていたのです。これがまた有り難かったのです。ところが,今年は昨日4月30日にも,会議がありました。これはこれでつらい。

 実は,明日5月2日は,ファイナンス・インスティテュート1回生を引率して,造幣局見学と大阪でのセミナーを開きます。これなど,従来なら休校日だからできたかどうかわからない。これはよかったのかどうか,判断に迷うところではあります。ただ,個人的な研究の「ゴールデン・ウィーク」の阻害要因ではあります。

 いつも言うように,大学も世知辛くなってきたことは間違いありません。


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singersong professor KM