| 2002年02月28日(木) |
プロジェクト研究作業 |
昨日、今日とプロジェクト研究のための作業でおおわらわです。明日も続きそうです。
大学院の徳能君、西山君、田中君らの協力を得て、作業しています。単純作業ですが、だからこそ、「しんどい」わけです。昨日などSCDRにたまたま居合わせた田村君らにも協力してもらいました。とにかく、そんな作業の連続で、ほかのこと何も手がつかないありさまです。
ところで、今朝の日経では、不良債権処理に公的資金をいれて景気対策を講ずるという記事でいっぱいでした。で、それにサプライズがない、と酷評されていました。
小泉内閣発足当初から、構造改革一辺倒の姿勢に懸念を示しつづけてきた私としては、今になって「景気対策」を考える政権のあり方に疑問を感じざるを得ません。
そうすれば、こうなることはわかっていたのにといわざるを得ません。昨年来の「松村通信」やこういうコメントで、私が何を言っていたかを覚えていてもらっているのではないかと思います。そういう人たちには、私がこういうのは当然だと思ってもらえるでしょう。
要は、貸借対照表貸方(金融経済)ではなく、借方(実物経済)こそが基本だということです。実物経済がよくならないことには、不良債権がいくらでもふくらみ、そこでまた、対策を講じるという悪循環に陥ります。今回の対策はその典型です。
どうして、ドラスティックな経済政策を打ち出せないのでしょうね。
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