Tonight 今夜の気分
去るものは追わず、来るものは少し選んで …

2008年02月08日(金) DV 夫 と 浮気妻



「 女性に対して、ご自分の持ち物に不満を持つよう仕向けるのが、

  私たちの仕事です 」

                B・アール・パケット ( アライド・ストアーズ社長 )

It is our job to make woman unhappy with what they have.

                                 B. Earl Puckett



ある意味、最も “ ご自分の持ち物 ” に不満を持つ女性は、主婦である。

靴やバッグに不満なら買い替えられるが、ご亭主は、そうもいかない。


東京都渋谷区にて、外資系金融会社社員の切断された遺体が見つかった事件で、被害者の妻が、殺人と死体損壊などの罪に問われている。

後に 『 セレブ妻バラバラ公判 』 と呼ばれ、第6回の公判に入っているが、弁護側は、被告が被害者から長期に亘り DV を受けていたと主張する。

結婚当初より、夫による DV ( domestic violence = 家庭内暴力 ) が激しく、その結果、被告は PTSD に陥り、行動が制御できなくなったという。

それらの暴力は、嫉妬心、猜疑心の強い夫が、妻の浮気を疑ったり、執拗に監視したり、暴力的に支配しようとしたことが原因とされている。

過去の公判では、妻のほうが凶暴的だったとか、一方的ではなく、お互いに夫婦喧嘩が絶えなかったとか、別の証人から逆の証言も提示されてきた。


追い詰められ、生命の危険まで感じて 「 衝動的に殺した 」 という割には、遺体をバラバラに切断して遺棄したり、計画的な隠蔽工作がみられる。

また、「 ありもしない浮気を疑われて、裸にされ、全身の匂いを嗅がれた 」 というが、複数の証人から、実際に浮気相手がいたとの証言もあった。

検察側、弁護側が、それぞれに有利な証言を得られる証人を召喚するのは当然だが、どちらの言い分も不自然でなく、また、同様に矛盾がある。

真相は闇の中だが、たとえ日常的でなくとも 「 夫の DV があった 」 ことは事実らしく、夫婦どちらかに 「 完全に非が無い 」 とは思えない。

暴力を振るう夫が悪いか、駄目な夫に愛想をつかし、浮気をする妻が悪いのか、「 陪審員制度 」 が始まると、男女の陪審員で見解が分かれそうだ。


あまり “ ややこしいこと ” や “ 面倒なこと ” に首を突っ込みたくないので、滅多に実践はしないが、その気になれば、最も 「 人妻 」 が口説きやすい。

人妻にかぎらず、女性にモテる秘訣は 3つ あり、第一は 「 相手の悩みを親身に聴く ( クダラナイなぁ と思っても ) こと 」 である。

ただ聴くだけなので、簡単に思うかもしれないが、結論へ導かず、何を話しても否定せず、ひたすらに耳を傾けるのは、なかなか忍耐の要る作業だ。

それに、「 さぁ、話しなさい 」 と聴く姿勢をみせても、相手の心を開かせないかぎり、そう簡単に深刻な悩みを打ち明けられるものではない。

何でも話せて、心の闇を晴らせてくれる男性は、女性にとって有用な存在であり、特に人妻の場合、悩みが多い割に、聴いてくれる男性が少ない。


第二は 「 褒めること 」 だが、いやらしく顔やプロポーションを褒めるのではなく、服装のセンス、趣味、才能、特技、性格などを褒めるとよい。

第三は 「 美味しいものを食べさせること 」 だが、なるべく気を遣わせずに、純粋に、食事に集中できるよう心がける必要がある。

経験上、この 第一 〜 第三 を実践し、それで脈が無いようなら、お相手の女性からは 「 まったく眼中にない存在 」 なので、諦めたほうがよい。

モラルに反する行為なので、けしてオススメはしないが、これを 「 人妻 」 に対して実践すると、総体的に、独身の女性よりも効果が大きい。

なぜなら、多くのご亭主は 「 話を聴いてくれず 」、「 服装を褒めてくれず 」、「 グルメツアーの添乗員 」 をしてくれないからである。


話を聴いてくれぬ程度ならよいが、外では神経質で軟弱な駄目亭主から、ストレスの捌け口として DV を受けたりすると、女性は悲惨である。

そんな女性を、気の毒に思った男性が、美味しい食事に誘って、悩み事を聴き、長所を褒めたりなんかすると、そりゃ、悪い気はしないだろう。

私も以前、知人を通じて 「 夫からの DV を受けて悩んでいる女性がいるから、カウンセリングしてあげて 」 と頼まれ、相談に乗ったことがある。

カウンセラーだから話は聴けるし、アパレル出身なので服装を評価できるし、軟弱な DV 亭主と違って体躯も悪くない。

まして、旬の美味い魚を出すビストロに案内し、優しく微笑みながら丁寧に、胸に詰まった悩みを解放するのだから、口説こうと思えば簡単である。


つまり、女性を殴るような 「 男らしくない亭主 」 から女性扱いされていない人妻が、「 普通の男 」 から丁寧に扱われると、女性が再生するのである。

もちろん、だからといって浮気を正当化したり、ましてや殺人を肯定できようものではないが、「 夫に非が無い 」 とも言えないように思う。

軟弱な DV 亭主だから妻が浮気するのか、尻軽な妻が浮気するから亭主が DV に走るのか、それはよくわからないが 「 どっちもどっち 」 だろう。

結婚前に、夫となる男の軟弱さ、不気味さを見抜けなかった妻も、妻となる女性に信頼を寄せれなかった夫も、それぞれに 「 落第点 」 である。

ちなみに、仕事としてカウンセリングする場合は、相手が人妻だろうが美人だろうがFカップだろうが、けして邪心は示さないので、誤解のないように。






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