Tonight 今夜の気分
去るものは追わず、来るものは少し選んで …

2006年11月11日(土) 日本で不満のある人は、地球の96%で暮らせない



「 幸福の追求こそが、不幸の主たる源泉である 」

                    エリック・ホッファー ( アメリカの哲学者 )

The search for happiness is one of the chief sources of unhappiness.

                                    Eric Hoffer



秋の味覚に舌鼓を打ち、ほろ酔い加減で温泉に浸かる。

こんなとき、「 日本人で良かったー 」 などと思わず口にする人も多い。


日本人で良かったのか、フランス人のほうが良かったのか、検証することは難しいけれど、日本の豊かさや、生活の質については点数化されている。

国連開発計画 ( UNDP ) という組織が、毎年、国内総生産 ( GDP ) や平均寿命などから、世界177カ国・地域の豊かさを比較している。

この 「 人間開発報告書 」 という資料によれば、日本は 第7位 だそうで、昨年の11位から少しランクを上げたという。

もちろん、これは国民全体のアベレージであって、もっと豊かだと感じる人もいれば、全然お金がなくて困っているという人もいるだろう。

しかしながら、この指標によって、日本政府の経済政策が、さほど間違ったものではないこと、日本経済が少し上向いていることなどは証明される。


もちろん、一部の政策に誤りがあったり、本当はこうしたいのに反対勢力の圧力に負けて出来ないとか、政府には改善すべき点、至らない点もある。

しかし、世界全体の中で比較した場合に、我々の生活は 「 第7位 」 なのであって、これより上に 6 あるが、下には 170 の生活が存在するのだ。

国政への不満を愚痴ったり、不幸な境遇を憂いたり、天に唾して自殺する前に、自分たちは 「 かなり恵まれた立場 」 であると認識したほがよい。

日本より豊かだとされる国々は、ノルウェー、アイスランド、オーストラリア、アイルランド、スウェーデン、カナダの6カ国だけである。

個人のブログで、政府が悪い、安倍総理がけしからんなどと喚いている人もいるが、恵まれた日本で不満ばかりの人は、ほとんどの国で暮らせない。


けして、「 下をみて暮らせ 」 とは言わないが、世界には想像を絶するほど貧しい国々や、圧政に虐げられ、悲惨な暮らしに耐える人々がいる。

その数は、平均以上の暮らしをする日本人の数などと比較にならないほど多く、将来的に生活水準が改善される見込みも、ほとんど皆無に等しい。

彼らの視点からみれば、あきれるほど豊かな日本に住み、ことあるごとに愚痴や不満をこぼし、死にたいなどという発想は 「 どうかしている 」 のだ。

恵まれた環境しか知らない、箱入りのお嬢ちゃん、お坊ちゃんたちが大きくなり、会社で少し嫌な目に遭って自殺する心理など、理解不可能である。

豊かで 「 ひ弱 」 な日本人の不幸など、単なる贅沢病でしかないのだ。


日本人の自殺や、うつ病、心身症などの原因を紐解くと、彼らの 「 不幸 」 に関する認識には、大きな誤り、思い込み、勘違いがあることに気づく。

彼らの不幸とは、「 悲劇的な出来事や、事象そのもの 」 ではなく、それに 「 しがみついていること 」 こそが、やりきれない元凶になっている。

学校でいじめられようが、会社の仕事で行き詰まろうが、さっさと辞めちまえばいいわけで、いつまでも残留しているから不幸なのである。

もちろん、何度も転校したり、再就職することに リスク はあるけれど、一つしかない命を犠牲にするよりは、明らかに解決手段として正しい。

世界には、もっと 「 逃れようの無い不幸 」 があることを学んで、与えられた現状に 「 不満 」 だけではなく、「 感謝 」 を持つ心を大切にしてほしい。






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