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2006年10月13日(金) 憲法改正に関する預言者のお告げ



「 女性の直感は、男性の推理よりも正しいことが多い 」

                                      作者不詳

Woman's instinct is often truer than man's reasoning.

                                    Anonymous



昔からよく聞く定説だが、たしかに、思い当たる節は多い。

考えて、考えて、考えて出した結論が、いとも簡単に敗れたりする。


経験上、「 偶然 」 として片付けられないほど、女性の直感はよく当たるので、そこには何か深い理由が隠されているような気がする。

第一に考えられるのは、「 人間は感情の動物である 」 ということから、人の行動というものは、計算ではなく感情によって決定づけられるという事実だ。

つまり、ある人物が次にどのような行動に出るかは、その人の感情によって決まるのだから、過去のデータを分析したところで、予測するのは難しい。

男性の多くは、知識や情報を収集し、理論付けることによって答が見出せるものと信じて疑わないため、直感に頼ることが少ない。

ところが実際には、相手の顔色や、声の調子や、体の傾け具合などから、その人の感情を読み取り、次の一手を予測するほうがよく当たるようだ。


先を読めない男性の多くが、中途半端に仕入れた情報や、少ない脳みそに詰め込んだ微量の知識に惑わされ、よく、ピントはずれな結論を導き出す。

北朝鮮問題しかり、憲法改正論議しかり、より知識の豊富なほうが、正しい未来予測をできるものと考える人が多いけれど、けしてそうではない。

たとえば、憲法の条文を丸暗記していたとしても、日本の未来にとってどのような憲法が相応しいかを議論する際には、まったく役に立たない。

自分よりも専門知識に疎い人に対して、「 馬鹿は黙ってろ 」 などと偉そうに諭す輩ほど、庶民感情を理解し、時代を読むセンスに欠けていたりする。

特に、憲法改正や、有事立法などの法改正に関しては、集団的自衛権とは何かなど、ややこしい知識を持ち出しては、屁理屈を並べる者が目立つ。


ふつう、人間には 「 防衛本能 」 というものがあり、たとえば、足を滑らせて転びそうになると、自然に手が出て体を支え、身を守ろうとするものだ。

ところが、最近の小学生の中には、転んだとき地面に手をつけず、顔から着地して怪我をする児童が多いという。

過保護な環境のせいで、走り回って転んだり、つかみ合って喧嘩した経験がないため、頭では理解できても、咄嗟に体が反応できないのである。

近頃の大人も同様で、たいした修羅場をくぐった経験もないのに、周辺事態や、戦争の危険性などについて、やたら評論家ぶりたがる頓珍漢が多い。

彼らが根拠にあげるのは、きまって 「 知識 」 のみであり、極限状態に追い込まれた人間の心理や、戦時の大衆心理などを鑑みてはいない。


また、長く平和が続き、戦争経験がない現代の日本人が誤解しやすいことの一つに、「 安全 」 と 「 安心 」 は同義語ではないという要点がある。

この似て非なる言葉は、まったく異なった概念であり、むしろ、対立するものであることを忘れてはならない。

安心できないからこそ、安全が希求されるのであって、根拠も無く安心してしまうようでは、安全が断じて保てないのである。

ここにきて、憲法改正論議が活発化しているのは、国民が安全保障に関して不安になっているからであり、それは、ごく当然の国民感情だといえる。

そういった、国民感情を刺激する 「 背景 」 こそが重要なポイントであって、杓子定規に法の在り方など語っても、まったく意味を持たない。


北朝鮮への制裁強化には大半が賛同しているが、憲法を改正し、部分的に武力行使が出来るよう作り変えることには、難色を示す人々が多い。

実際には、武装強化なくして、隣国への制裁強化などは 「 危なっかしい 」 ことこの上ないわけで、この両輪は、同じ歩調で揃えることが望ましい。

法整備を進め、有事の対応力を身につけておかないと、「 いまに大変なことになる 」 と、友人の奥さん ( 43歳 ボヤっとした主婦 ) が力説していた。

理由を尋ねると、「 いや、なんとなく 」 とのことである。

ここで、核やら、ミサイルがどうとか言われたなら、反論もしたくなるのだが、勘のよい女性の 「 なんとなく 」 には、けして抗えない説得力があるのだ。






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