Tonight 今夜の気分
去るものは追わず、来るものは少し選んで …

2006年09月19日(火) 結果の重み



「 自然には報酬も罰もない。 結果はあっても 」

                ロバート・G・インガソル ( アメリカの弁護士 )

In nature there are neither rewards nor punishments -
there are consequences.

                             Robert G.Ingersoll



勢力の強い台風13号が日本列島を通過し、各地に被害をもたらした。

犠牲者のご冥福をお祈りし、被災された皆様にはお見舞い申し上げる。


近畿地方には、さほど深刻な被害はなかったけれど、それでも、窓を開けていると部屋中の物が弾き飛ぶほどの強風が、長い時間、吹き荒れた。

英語で 「 風 」 を表す言葉では [ wind ] が一般的だが、弱い爽やかな風のことは [ breeze ] と言い、一方、強く激しい風は [ gale ] と言う。

突風は [ gust ] だが、さらにもっと強く、激しい風ならば [ blast ] となる。

時速65マイルを超える暴風は、[ storm ] や [ hurricane ] などと呼ばれるが、今ごろの台風なら [ a typhoon of early autumn ] と訳せば通じやすい。

外国に行ったときは、これらの気象用語を覚えておくと便利である。


冒頭の短文は、気候の影響だとか、そういった具体的、物質的な問題ではなく、もっと 「 精神的な問題 」 について、語られたものだと言われている。

たとえば、一つの行動の成否を成功、失敗といった基準で計っても、長い目でみれば良いとも悪いとも言えず、単に 「 結果 」 でしかないことも多い。

真面目なのは良いことだが、常に良い結果ばかりを求め、たまたま成果に結びつかない出来事が続いたら、やる気を失ってしまう人がいる。

ときには、「 そういう時もあるさ 」 と開き直り、すぐに期待する結果が現れなくても、自分を信じて、今まで通りの努力を続けることも大切だろう。

目先の結果に惑わされて、右往左往したり、人生を憂いたり、他人を妬んだりするようでは、結局、たいした仕事はできないものである。


今年も イチロー は 「 200安打 」 を達成し、怪我で長期の休養を余儀なくされた 松井秀喜 選手 も、復帰後、快調に活躍を続けている。

彼らにも不振のときがあり、郷里を離れて孤独に耐え、誰も経験したことのないような重圧と戦いながら、それでも元気に頑張っている。

彼らを支えているのは 「 自分を信じる心 」 であり、それも単なる自信過剰や、思い上がりではなく、心身を鍛え続ける努力の賜物だ。

彼らにとって、さして 「 結果 」 は重要でなく、試合後のインタビューや、記録を達成した後の物静かなコメントを聴けば、それを物語っている。

野球選手もビジネスマンも、都度の 「 結果 」 に一喜一憂し、身の振り方を案じているようでは、なかなか頂点に立てないようである。


時事問題というカテゴリーで日記を書くことになり、政治や、社会情勢に少しは興味を持とうと心がけているが、それもすべては 「 結果 」 でしかない。

総理が誰になろうと、どこの国が戦争をしようと、どんな凶悪犯罪が起きようと、それは台風や地震と同じように、自然発生的な 「 結果 」 である。

その 「 結果 」 を云々するのは誰にでも出来ることで、もっと大事なのは、その 「 結果 」 から時代を読み取り、自分がどう生きるかだと思う。

自分は好天を望んでも、雨乞いをする人もいるわけで、雨が降ったら空に 「 バカヤロー 」 と叫んだり、大事な服が濡れたことを恨むのは筋違いだ。

自然がどんな 「 結果 」 をもたらしても、それに対応できる自分であり続けることが、結局は、大事なのではないかと思う。






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