Tonight 今夜の気分
去るものは追わず、来るものは少し選んで …

2006年08月06日(日) 安倍、麻生、谷垣、総裁選の行方



「 熟考には時間をかけろ。

  しかし、戦いの時が到来した時は、考えることをやめ、戦え 」

                    ナポレオン ( フランス第一帝政の皇帝 )

Take time to deliberate, but when the time for action has arrived,
stop thinking and go in.

                             Napoleon Bonaparte



考えずに行動する人は、見ていて危なっかしく、実際、失敗も多い。

逆に、考えすぎて行動を起こすのが遅い人も、やっぱり失敗が多い。


それが、自分に関係の無い人なら、どうでもいいようなものだが、わが国のリーダーともなれば、まったくの無関心というわけにもいかないだろう。

自民党総裁選は、9月20日の投票に向けて、本格的に始動している。

形勢としては、安倍官房長官が圧倒的有利とみられるが、麻生外相、谷垣財務相も、けして見劣りする候補ではない。

それぞれが別に、目指す国家像や、政権構想があるし、生い立ちや環境、経験も違うわけだから、「 誰がやっても同じ 」 ではないだろう。

他にも候補はいるが、「 次期総理になれる可能性がある 」 という意味では、この三人のうちの誰かが選ばれるとみて、まず間違いない。


今回の総裁選は、初めて、全国十ヶ所でブロック大会が行われる。

普通の選挙とは違って、一般の有権者が投票するわけではないが、過去の密室人事に比べると、開かれた民主的な選抜方法に変わってきている。

一般の有権者が支持政党を選ぶ場合には 「 政策面 」 を重視する必要があるけれど、総裁選の意思決定に重要なのは、「 個人の度量 」 である。

独裁国家じゃないのだから、総理大臣といえども政策を一人で決められるはずもなく、政策を考えることが重要な職務でもない。

統率力、判断力などの資質と、行動力に加え、「 多くの国民に支持される 」 だけの人格を備えた人物かどうかの判断が、選択には不可欠となる。


ビジネスマンの場合、その人の考課は 「 質 × 量 」 で計られる。

質を 「 能力 」 に、量を 「 情熱 」 に置き換えても、かまわない。

本当は、そこに 「 感性 ( センス ) 」 も加えるべきなのだが、これだけは、その人が生まれながらにして持っている資質で、努力では補いにくい。

だから、ビジネスマンの場合には、除外して評価されることが多いのだが、政治家の場合は、それも大きな評価点とされるだろう。

三人の 「 質 ( 能力 ) 」 、「 量 ( 情熱 )、感性 ( センス ) 」 を、投票者はどのように判断するのか、興味深いところだ。


人格面では、立ち居振舞いがソフトな安倍氏に、女性の支持が集中するのではないかと思われ、無骨な感じのする麻生氏は不利かもしれない。

学歴を偏重する人は減りつつあるが、出身校でみると、東大 ( 谷垣氏 )、学習院 ( 麻生氏 ) に比べ、成蹊 ( 安倍氏 ) は不利かもしれない。

お父さん ( 故 安倍 晋太郎 氏 ) は東大出身者だが、まさか自分が総理になるとは考えていなかったらしく、凡庸なところで満足してしまったようだ。

谷垣氏の場合は、卒業後、司法試験に合格しているし、麻生氏は、大企業 ( 麻生セメント ) の社長を経験している。

知力、政治家以外での経験などを鑑みると、若干、安倍氏には分が悪く、総理に就任できたとしても、何かあると、そこを攻撃される危険はある。


もう一つの評価は、自民党員の 「 小泉路線への評価 」 に関連する。

小泉総理への反発が強い人は、後継者色の強い安倍氏を支持しにくいだろうし、従来路線の踏襲を望んでいる人は、安倍氏を推す可能性が高い。

最近、スクープをされた 「 4月に安倍氏が靖国参拝をした 」 という問題も、小泉シンパの場合、安倍氏の支持を強める要素にしかならないはずだ。

小泉政権を総括すると、悪い点もあったが、良いところも多く、過去には 「 言われっぱなし 」 だった中韓に、毅然と対応する姿勢も出来始めた。

次期総理に 「 ミラクル 」 は期待しないが、外交、内政両面で、せっかく良くなりつつある部分を、後戻りさせることのない人に、お願いしたいと思う。






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