| 2006年01月26日(木) |
自民党はライブドア堀江氏を選挙に擁立した責任をとるべきか |
「 口を開いてすべての疑いを晴らせてしまうよりは、
黙っていてバカではないかと思われたほうがいい 」
エイブラハム・リンカーン ( アメリカ合衆国第16代大統領 )
Better to remain silent and be thought a fool than to speak out and remove all doubts.
ABRAHAM LINCOLN
農夫の子として生まれ、独学で法律を学び弁護士となり、大統領に就任。
奴隷解放宣言を行い、南北戦争を終結させたアメリカ最大の英雄である。
他人のあら探しを熱心にはげむ人は、たいてい、自ら努力することが疎かになりがちなもので、はたから眺めると滑稽に映る。
そんな連中がピーチク・パーチクと中傷めいた批判を繰り返す際に、それを真正面から受け止めて反論しても、あまり得るものなど無い。
そういう時は、「 はいはい、すいませんね 」 と笑いながら聞き流していればいいわけで、マトモに相手にしないのが得策である。
最初のうちは、真剣さが足りないとか、無責任だなどと怒鳴っているだろうが、中身の薄い批判を繰り返しているうちに、だんだん飽きてくるはずだ。
能力の低い連中が何を言おうと、気にする必要などないのだ。
昨年秋の衆院選で、ライブドアの堀江氏 ( 元社長と言うべきか ) を擁立したことについて、自民党や小泉首相に対し、批判の声が上がっている。
特に民主党の前原代表らは、「 それみたことか 」 とばかりに語気を強め、与党としての責任を追及しようと躍起になっているようだ。
左巻きのメディアや、体制批判しか能のない一般のヒネクレ者たちも、それに追従する形で、「 前代未聞の不祥事 」 であるかのごとく騒いでいる。
自民党としては、ことさらに何の責任も負う必要はない。
衆院選にて逮捕者を擁立したことが 「 前代未聞の不祥事 」 であるならば、さらに大きな責任を問われるのは民主党のほうである。
昨年の11月、当時民主党に在籍していた西村真悟衆議院議員が、弁護士資格のない秘書に名義を貸し、見返りに報酬を受けた容疑で逮捕された。
その後、神奈川10区で落選した計屋圭宏前衆議院議員 ( 民主党 ) が、秘書に運動員を買収させたとして、公職選挙法違反容疑で逮捕された。
また、衆院愛知7区で落選した小林憲司前衆議院議員 ( 当時民主党 ) は、総選挙後に覚せい剤を隠し持っていたとして現行犯逮捕されている。
この他にも、比例四国ブロックで復活当選を果たした五島正規衆院議員 ( 当時民主党 ) は、公職選挙法違反 ( 買収 ) で政策秘書が逮捕された。
党を挙げて擁立した候補が逮捕されたのは、自民党だけではないのだ。
民主党は、わずか3ヶ月の間に、前職2人、現職1人と、3人もの逮捕者を出し、その罪状は、買収、覚せい剤、非弁活動と、多岐にわたっている。
もちろん当時、党としての責任を問われたのだが、前原代表は 「 党の体質に問題があるとは思えない 」 などと、簡単に追求をかわした。
これが自民党なら、おそらく蜂の巣をつついたような大騒ぎに発展しただろうが、選挙で惨敗直後の民主党だったので、マスコミの追求も寛容だった。
この事実を盾にすれば、今回の堀江氏擁立問題で民主党に偉そうな口を叩かせないという方法もあるだろうが、それは大人の解決策ではない。
与党も野党も、反省すべきところは反省して、お互いに政治倫理を高めていかねばならないのだから、批判の報復による泥試合は好ましくない。
前原代表が、堀江氏擁立の責任として 「 小泉首相は国民に謝罪せよ 」 と言うのであれば、本来、自らも責任をとって退陣するべきところなのである。
他人のあら探しが得意な “ 批判屋さん ” の特徴は、「 他人に厳しく、自分に甘い 」 というところで、それ故に彼らは人望が薄く、頂点へ登れない。
自らを厳しく律したうえで、他人を批判するならまだしも、他人のミスに乗じて 「 鬼の首でもとったかのように 」 わめきちらすだけである。
逆に、相手の落ち度 ( 自分と同じ種類の失敗 ) を知りながらも、それには言及しない自民党、小泉首相の態度は、ある意味、立派であろう。
そういうわけで、国民に謝罪するかどうかはともかく、自民党や小泉首相が、民主党や前原代表よりも、この問題で批難される理由にはならない。
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