「 負けることを恐れてはいけない。
正当な理由で負けたときほど、勝利に近いことはないのだから 」
ヘンリー・W・ビーチャー ( アメリカの会衆派教会牧師、文筆家 )
Do not be afraid of defeat. You are never so near to victory when defeared in a good cause.
HENRY.W.BEECHER
とは言っても、あまり勝負事に負けたくはないものだ。
ただし、たとえ勝ち目が薄くても、勝負に出なければならない場合もある。
郵政民営化否決のシナリオは、投票のはるか以前に出来上がっていた。
賛成に回れば大票田と利権を失う連中が、制度の撤廃を望むわけがないし、政権の奪取を目論む野党が、小泉政権に手を貸すはずもない。
反対派に報復する措置についても、やはりシナリオは完成していた。
造反者を議会から追放してもなお、自民党が勝つならそれでいいし、連中が後生大事に抱えてきた “ 腐れ縁 ” を、新政権にくれてやってもいい。
とにかく、「 勝つ 」 ことよりも 「 放り出す 」 ことが重要だったのだ。
造反議員は公認せず、同じ選挙区に自公から対立候補を擁立させるので、自民党支持の票は二分され、どちらの候補者も不利な展開になる。
そこへ民主党などの候補者が出馬すれば、反自民の立場をとる有権者が票を投じる可能性は高く、全国的にかなりの議席数を伸ばせるだろう。
第二政党の民主党には、あわよくば政権交代という可能性もあるわけで、岡田代表は今ごろ、ソワソワと所信表明演説を考えているかもしれない。
彼が小泉首相より力量があるとは到底考え難いが、国民が公正な選挙で決めた結果ならば、どのような形になっても従うまでである。
準備不足、人材不足の民主党に、マトモな政局運営など行えるはずもなく、どのみち短命になることは明白なので、まぁ、どっちでもよい話だ。
政治家のみならず、ことあるごとに屁理屈を並べ立て、“ 小泉憎し ” という感情論を展開している人は、この エンピツ日記 にも居る。
そういう人の日記をじっくり読むと、自分自身の思い通りにならない現実を 「 国が悪い 」、「 首相が悪い 」 と、他人のせいにしているだけだと解る。
選挙の結果、“ 小泉退陣 ” てなことになれば、まるで自分が追い出したかのように喜ぶだろうが、浮かれ気分も長くは続かないだろう。
自分で幸せになる努力もせず、成り行きに期待しているだけの怠け者は、新たに現れる別の権力者の悪口を、また探すしかない。
挙句の果てには、「 これじゃ小泉のほうが良かったよ 」 などという愚痴まで出るのではないかと、今から予想している。
戦後の日本を指して、よく 「 戦争に負けて、外交に勝った 」 とか、経済に勝ったなどという表現をされることが多い。
大事なことは、たとえば、国民一人一人が 「 豊かで健康的な生活をする 」 とか、ハッピーになることにある。
自分自身がハッピーじゃないのに、政治家がどうしたとか、政党の勢力図がどうなったとか、他人の勝ち負けに一喜一憂している場合ではない。
そういう “ うざい部分 ” が嫌で、ジャンルを 「 時事/社会 」 から 「 仕事 」 に移して、改めて日記を書くようになった。
小泉さんの努力が実を結ばないなら気の毒だが、それはそれで、私も彼とは違う舞台で努力しており、いまのところハッピーな毎日を過ごしている。
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