Tonight 今夜の気分
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2005年04月23日(土) 人生を思うままに過ごすこと



「 成功とはただ一つ。 人生を思うままに過ごせることだ 」

        クリストファー・モーリー ( アメリカの詩人、小説家、随筆家 )

There is only one success - to be able to spend your life in your own way.

                         CHRISTOPHER MORLEY



何を 「 思うまま 」 にするかによっても、結果は違ってくる。

さほど大きな野心を持たなければ、思うままに過ごせる可能性は高い。


まだ人生が終わったわけではないが、これまでの人生において、ある程度 「 思うまま 」 に過ごしてこれたような気がする。

あるいは、「 気の向くまま 」 なだけかもしれない。

いづれにせよ、学びたい学校に入り、働きたい仕事に就き、好きな女性と恋をし、行きたい国へ旅をし、美味しい物を食べてきた。

そう豪語すると、誰もが口を揃えて 「 恵まれてるなぁ 」 と言うかもしれないが、では、他の人は違うのだろうか。

学びたくもない学校へ入り、働き甲斐のない仕事をやらされ、好きでもない女性と交際し、行きたくない土地に訪れ、不味い物ばかり食べてきたか。


実際は、そうじゃないはずだ。

まず、学校や企業については、希望が低かったか、あるいは努力が足りなかったことで、目標を下げざるを得なかったのではないだろうか。

希望が低かったり、努力を怠った結果として、それなりの進路を歩んだのだとしたら、その結果は、自分の 「 思うまま 」 の実績ということにもなる。

恋人や伴侶に不満があっても、一度は 「 好き 」 と思ったから付き合ったのだろうし、交際した時点では 「 思いのまま 」 だったのではないだろうか。

食べ物も、旅の目的地も、選択した時点では 「 思いのまま 」 だったろう。


つまり、大抵の人は 「 物事を自分の判断で決める 」 という能力を持っているわけで、それなりに 「 思うまま 」 に過ごしてきたわけである。

他人や、他人の持ち物と比較したり、それを羨むことで不満が生まれる。

不満や後悔など 「 不幸 」 の要因となっている事柄の多くは、自分の怠慢や、選択の結果であり、自分の 「 思うまま 」 による副産物なのだ。

犯罪や災害の被害に遭ったり、不慮の事故に巻き込まれる不幸は別としても、大半の人々は 「 必然的な行動の結果 」 が、現況を構成している。

だから、世を恨んだり、自分の 「 運 」 が無いなどと嘆くのはおかしい。


皆、自分の 「 思うまま 」 に生きさえすれば、人生の成功者なのだ。

他人と比べて裕福になったとか、そういう問題ではない。

結果がどうであれ、自分の意志に基づいて行動し、その責任を自分で負える人間ならば、どんな生き方をしようと、人生の成功者である。

逆に 「 成功者でない 」 のは、上手くいかない理由を他人に求めたり、自分の落ち度を自覚できていない 「 他責の人 」 である。

生き甲斐、達成感、生きる喜び、他人への感謝、挑戦意欲などの低い人は、そのあたりを再度、振り返ってみる必要があるのではないだろうか。






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