「 一夜にして成功するには、二十年の歳月を要する 」
エディ・カンター ( アメリカのエンターティナー )
It takes twenty years to make an overnight success.
EDDIE CANTOR
残念ながら、日本は 「 2−1 」 で負けてしまった。
選手諸君には、次回の健闘を期待したい。
どうしても、ラフプレイを伴うハードなアウェー戦には、苦戦するようだ。
日本チームは小兵が多いし、これを欠点とは言いたくないがフェアプレイを貫徹するので、体格面で差が大きいと不利になる。
いくら技術面が進化しても、それだけでは勝てないのがスポーツだ。
ただし、味方の大観衆が声援し、見守ってくれるホーム戦なら状況は違う。
次回、同じ相手と戦うとき ( ホーム戦 ) には、必ずや好結果を出してくれるものと信じ、これからも応援していきたいと思う。
今夜は負けたが、最新のFIFAランキングによると日本は 「 18位 」 なのだそうで、前回のワールドカップで活躍した韓国よりも上位になっている。
今から12年前に 「 Jリーグ 」 が発足するまでは、サッカー選手の名前なぞ知る人も少なく、多くの国民はサッカーに関心が無かった。
他のスポーツも同様だが、ファンの期待に応える熱意が選手を磨くもので、日本のサッカーが強くなった背景には、サポーターの存在が切り離せない。
また、多くの選手は小さい頃からサッカーに情熱を持ち、類稀な努力と鍛錬を重ねてきて試合に臨んでいる。
無名の選手が抜擢され、思わぬ好結果を出すこともあるが、それは観客の多くが知らないだけで、本人にとっては 「 必然 」 の結果なのである。
彗星の如く現れ、活躍する選手を 「 シンデレラボーイ 」 などという。
実際には、血の滲むような練習に耐え、万全の準備を整えた若者が、その成果を発揮する機会に出会ったと考えるほうが正しいようだ。
なかには、華々しいデビューを飾りながらも、周りの反応が極端に変化したことに対応できず、鍛錬を忘れて失速してしまう選手もいる。
ビジネスの世界も同じで、過去の栄光にしがみつかず、継続して己を鍛錬し続けないと、実力は養われず、長く働いても成長が期待できない。
信頼を得たり、実力をつけるには時間が掛かるもので、いざという時に力を発揮するためには、日頃から能力を鍛えておくことが肝要なのである。
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