Tonight 今夜の気分
去るものは追わず、来るものは少し選んで …

2005年03月20日(日) 私は 「 表情美人 」 が好きです



「 魅力とは、男性に電話番号を聞く気を起こさせるもの。

  また、女性にドレスのデザイナーの名を聞く気を起こさせるもの 」

                                      作者不詳

Glamour is what makes a man ask for your telephone number.
But it also is what makes a woman ask for the name of your dressmaker.

                                  ANONYMOUS



外見で人を判断してはいけないと、多くの人は言う。

大切なのは見た目でなく、その人の性格だからという話だ。


たしかに 「 筋の通った理屈 」 のようだが、それは本当なのだろうか。

外形、服装、態度などは、多くの場合、その人が自分の尺度によって選択したものである。

つまり、外見だって突き詰めれば 「 その人の心の表出 」 であり、その場、その対象に対する配慮だったり、心の在り方を示していることになる。

なかでも服装は、「 人工的につくりあげたその人の心の人相 」 だとする説もあるぐらいで、そこから性格の一部を読み取ることも出来なくはない。

逆に、だらしのない服装、極端にセンスの悪い服装を指して、性格とは無縁だと主張するほうが、どこか無理があるような気もする。


別に、贅の限りを尽くして、お洒落をする必要など無い。

しかしながら、あまりにも無頓着では、「 周囲に対する配慮 」 に欠けていると思われても、やむを得ないだろう。

人が社会的責任を果たすということは、大上段に天下国家を論ずるだけではなく、身だしなみなどの身近な問題を解決することから始まる。

場違いな化粧の濃さや、派手すぎる服装にも、性格の片鱗は窺える。

したり顔で、外見を無視して 「 大事なのは中身 」 と語る人もいるが、私は 「 外見でも、ある程度は性格が判断できる 」 のではないかと思っている。


さらに言うと 「 顔 」 も、重要な外見の一部である。

それ自体は 「 天性のもの 」 で、美醜を問われても困ると仰る人もいるが、たしかに 「 目鼻立ち 」 はそうでも、「 表情 」 は変えることができる。

実際、大抵の男性にとっては、「 美人だが嫌いな顔 」 があるのと同様に、「 ブスだが好きな顔 」 というのがあるものだ。

可愛い、愛くるしいと思える表情にこそ、人は格別の愛情を注ぎたくなるもので、穢れを知らぬ幼児に抱く親の気持ちも、それに通じるものがある。

逆に、目鼻立ちは整形や化粧で誤魔化せても、その人の本心、感情を映す鏡である表情は、意図的に演出しても、長時間に及ぶと嘘が見破られる。


かといって、「 ブスは性格が悪い 」 とも言えないが、たえず穏やかな微笑をたたえたり、魅力的な表情を示す人を好きになるのは、悪いことではない。

また、そのような 「 表情美人 」 は、人々の視線を浴びやすい環境にあるので、周囲に対する配慮も、無頓着というわけにはいかない。

公共の場所で嬌声をあげて騒いだり、はた迷惑な行為をするのも大抵は 「 一部のブサイクな女性 」 であって、魅力的な女性が加わることは珍しい。

だから、「 外見で人を判断すること 」 は、美醜だけでなく、その人の性格をも垣間見ることに通じるという論拠が、実際には存在する。

もちろん、すべてがそう当てはまるとは限らないし、うまく感情を表せない人もいるが、確率論的にいうと間違った判別方法ではないようだ。






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