Tonight 今夜の気分
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2005年03月14日(月) 勘の効力



「 自分の勘を信じなさい 」

          バーバラ・ウォルターズ ( アメリカのニュースキャスター )

Trust your gut.

                            BARBARA WALTERS



春の気配を感じた途端に、今度は真冬並みの寒さに逆戻りだ。

全国の広い地域で今日は、雪が舞い、寒風が吹き荒れる一日となった。


四季がもたらす経済効果というものは、早い時期に寒くなったり、暑くなったりしなければ、ほとんど意味がない。

3月も中旬になって、急に寒くなったからといって、暖房器具や防寒衣料を新調する人は少ないだろう。

つまり、この時期の寒さは 「 耐える 」 しかないわけで、灯油が切れたからといっても、また急に暖かくなる可能性を思えば、注文しにくいものだ。

こんなに寒くなるんだったら、いっそ雪山にスキーでもしに行けばよかったのだが、とっくに物置に収納してしまった。

思えば今年のスキーは、「 ゲレンデが溶けるほど雪がない 」 ときに行ったきりで、ほとんど楽しめないという結果に終わった。


気候もそうだが、自分の努力ではどうしようもない 「 不可抗力 」 みたいな外的要因が、著しく予定を狂わせることもある。

対抗策としては、「 ○ だったら、こうしよう 」、「 ● だったら、こうしよう 」 といった具合に、複数の選択肢を予定しておくことが考えられる。

それも出来ない場合は、「 自分の勘を信じる 」 しかない。

この 「 勘 」 というものは、曖昧なようでいて、実は 「 脳内にある統計 」 によってはじき出された 「 確率の高い選択 」 でもある。

ときに 「 ベテランの勘 」 という言葉を使われたりするが、関連する事柄を数多く経験した人の場合、当然、統計学的にみて的中率は高い。


よく当たると評判の 「 占い師 」 が人気を集めているが、もし何らかの根拠があるのだとすれば、それはやはり 「 経験に基づく勘 」 によるものだろう。

私は、占いのような 「 オカルト的な話 」 を信じない性質なので、特に料金を払ってまで占ってもらったこともないし、まったく興味がない。

関係者の方には申し訳ないが、ほとんど 「 根も葉もない話 」 だと思っているわけで、「 インチキ 」 とまでは言わないが、どうにも信じ難い。

ただ、農村部などで伝統的に信奉されている 「 雨乞いの踊り 」 だけは信じており、実を言うと私も、ここだけの話だが 「 雨乞いの踊り 」 ができる。

なんのことはない、「 雨が降るまで踊ってりゃいい 」 だけの話で、誰にでもできるのである。






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