「 私は常に学んでいる。 墓石が私の卒業証書になるだろう 」
アーサー・キット ( アメリカの歌手、ダンサー、女優 )
I am learning all the time. The tombstone will be my diploma.
EARTHA KIT
もしも タイムマシン があるならば、「 何をしたいか 」 という質問がある。
多くの人が、「 学生時代に戻って、勉強をやり直す 」 と答えるらしい。
それで、本当に過去へ戻れたとしても、結果は変わらないのだそうだ。
人生とは、言い換えれば 「 選択の連続 」 で成り立っているわけだが、その選択には 「 それなりの理由 」 があり、勉強しなかった人も例外ではない。
つまり、勉強をしようと思えば出来たのに、他の何かを選択したのである。
それが、恋愛だったのか、遊びだったのか、スポーツだったのか、ともかく 「 勉強よりも大事 」 だと判断した、他の何かに心を奪われたのだ。
同じ感性の自分自身が、過去へ戻ったとしても、やることは変わらない。
それに、「 勉強しなかった自分 」 があるからこそ、「 もっと勉強しておけばよかったのになぁ 」 と思う自分の存在があるのだ。
だから、くよくよと過去を悲観する暇があったら、今からでも遅くないから、やる気が出てきたついでに 「 勉強 」 を始めればよい。
勉強は、けして子供や、学生のためだけのものではない。
大人だって必要に応じて学校へ行ったり、本を読んだりして学べるはずだ。
かくいう私も、いまだに 「 授業 」 を受けたり、先生から 「 宿題 」 を出されたりしている立場にある。
その一環として、今日も遠方まで 「 勉強会 」 に参加してきた。
難問にぶち当たると、年のせいか 「 仕事よりキツイ 」 感じで、帰宅してすぐに一杯やり、テレビをつけたまま 「 うたた寝 」 してしまった。
寒くて目が覚めると、既に日付が変わっている。
明日は朝から人と会う予定なので、目覚めの一杯をやりながら、この日記を書き、もう一眠りしなければならない。
それでも、また次の 「 授業 」 があれば、積極的に参加する予定だ。
学生の頃は、なかなか 「 学ぶことの楽しさ 」 が理解できなかった。
大人になって、それが 「 何のためになるのか 」 を実感し、初めて自発的に勉強というものと向き合えるようになった。
それを 「 親や教師が悪い 」 とは思わないが、子供や、生徒を指導をする立場にいる人の場合、一つの参考になるのではないだろうか。
英会話でも、なんでもいいから、親が子供と平行して学校に通い、苦戦しながらも、「 学ぶことの楽しさ 」 を見せるのは妙案かもしれない。
学生時代からずいぶん年は経ったが、「 勉強すると眠くなる 」 という習性は相変わらずのようで、今夜はよく眠れそうである。
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