 |
 |
■■■
■■
■ 熊沢の一室で
「あのさぁ、柴田」 「何?」 「うちの部ってさ・・・」 「待った。部に関する根本的な疑問は一切受け付けないよ」 「(笑)なんでよ」 「だって、きっと聞かれても困ることばっかだと思うし」 「別に柴田に何でもかんでも答えてもらおうとは思ってないって。あんた、ここの主じゃないんだし」 「あ、そう。なら聞く」 「今年の新入部員、全部で何人だっけ」 「それ」 「どしたの?」 「ただ今、目下のところ集計中。めんどくさいんだ、これがなかなか」 「どれどれ。うわ、何そのゴムで束ねた紙切れ」 「入部届。これ出した人は正式に部員。数えればいいんだけど、後から遅れて出す人とかいるからねぇ。今集計してもまた増えてくし」 「あーそういや、私も最後まで迷ってたっけ」 「舞衣も?」 「も、ってことは、柴田も?」 「色々見て回ったんだけどね」 「私もそう。最後まで水泳部と迷った」 「・・・全然方向性違うじゃん」 「方向性なんか統一して部活選びしないわよ。とにかく、あの時は迷ってたの」 「へぇ。こっちにした決め手は?」 「なんか、気付いたら入部届出てた」 「は?」 「仮入部ん時に誰かアルコール持ち込んでた先輩がいてさ。飲まされて意識なくなって、入部届奪い取られたみたい」 「そ、それって・・・学校に知れたらとてつもなくやばい状況だったんじゃあ」 「だからあの日は鍵かけてたみたい。ドアに」 「・・」 「どうした?」 「3年の先輩たちに比べたら私らはおとなしい方かもね」
2002年04月11日(木)
|
|
 |