どんぐり1号のときどき日記
DiaryINDEXpastwill


2010年06月01日(火) どちらもテレビだ

 「ハーバード白熱教室」があまりに面白いので、担当のマイケル・サンデル教授が書いた『これからの「正義」の話をしよう』を買った(早川なので高い…)。
 テレビでは学生が質問をしながら進むので、「確かにそこが良く判らないんだよな」とか「そう言う見方もあるのか」とか自分なりに咀嚼しながら見られるので判りやすく感じたのだが、本の方は理解をするのに時間がかかる、というかより多くの努力が必要かも知れない。まだ読み始めなので単純に比較は出来ないが、やはり映像の力は大きいと感じる。
 でもこの本自体も面白い内容なのは間違いがなく、多少の努力が必要でも読む価値がある本だろう。

 と少し高尚な本を読みたくなるのも、会社での会話があまりにもアレだったからだ。
 「新世紀エヴァンゲリオン」は社会現象にもなった位なので、アニメやSFとは無関係の人にもそれなりに知名度は高い。そもそも最近のコンピニでも色々と訳の判らない商品化が行われているので、作品の内容はともかく、絵面だけはかなり有名だろう。
 そういう訳で、職場内でもそれなりに知っている人は多いのだが、さすがは一般人である。話の中で「レイちゃんが…」とか「アスカちゃんは…」などとちゃん付けでよぶ奴も多い。実際に脇で聞いていると判るが、これはかなり気持ちが悪い。そもそもアニメのキャラをちゃん付けで呼ぶのに違和感があるし、ましてや作品中のキャラクター設定を考えれば、さらに気持ち悪くなる。
 もっともガイナックスは、キャラクターを販売する上で何の制約も設けないらしいので仕方がない部分もある。こうしてアニオタと一般人の境界線が曖昧になっていくのかもしれない(ちなみに私は、レイではなく綾波と呼ぶ事に気がついた)。

 で、結局リボルテック・フロイラインのニュー・アスカを買ってしまった…。デザインは嫌いだが、あの関節の動きは凄いと単純に感心してしまったのである。そもそも髪まで動かしているとは思わなかったし、付属パーツの手の数も凄い。ここまでやられたら、まあ仕方がないか。


どんぐり1号 |MAILHomePage