どんぐり1号のときどき日記
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2010年05月10日(月) 勉強不足で手遅れだ

 ニュースを見ていたら、「政府は9日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、普天間を含む沖縄県全体の米軍訓練を全国の自衛隊基地などに分散移転させる方向で調整に入った。既に固めた県内移設案などと併せ、パッケージで沖縄の負担軽減を図ることで、地元の理解を得たい考えだ。10日に鳩山由紀夫首相と岡田克也外相、北沢俊美防衛相らによる関係閣僚会議を開き、政府案の詰めを行う。」などというふざけた記事があった。もちろんふざけているのは、その内容自体の事である。

 元々民主党は軍事に関する政治的知識は限りなくゼロに近いというのは昔から常識だった。彼らは「戦争には絶対反対である。だから勉強しない」という実に頭のネジが外れた思考なのである。そんな彼らが政権を取ってしまったからとんでもない事になっている。普通これだけ重要な外交事案は、政権交代時の引き継ぎ事項に必ず盛り込まれているのだが、多分鳩山君は何も考えずに、書類にハンコを押したのではないだろうか。それがどんな事態になるのか想像すら出来ずに。

 現在、アメリカのアジアに対する政治的対応は、もう中国と北朝鮮を中心に考えられている。それはつまり軍事的にも様々なパターンを考慮しており、当然その中には北朝鮮や中国の軍事的暴走も念頭に入っているはずだ。どこの国でも平和時の軍事参謀の仕事とはそういうもので、そこまで考慮しておかないと、いざというときに全く動けないし、そうなっては何もかもが手遅れになるのだ(そういう事態が起こらなければ、その仕事自体が闇の中に消えていくのも軍事参謀の宿命である)。
 だからアメリカ政府としては何かが起こりそうになった時は、それが戦争になる前に火消しをする必要があり、海兵隊はそのために存在する。そうした任務の性格上、海兵隊はアメリカ大統領が議会の承認を得ずに動かせる唯一の軍となっているし、当然ながら世界中に素早く展開する必要がある。だからこそ、その訓練内容も全軍の中で一番厳しく、しかも毎日行われている。 
 つまりアメリカとしては、海兵隊を分散する事は絶対に避けたいのである。それが鳩山君は判っていなかった。だからここまで普天間問題はこじれてしまい、白紙に戻ったのである。

 以前から言われている通り、民主党は外交というものが何も判っていないが、このままでは日本がメチャクチャになるだけだ。


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