どんぐり1号のときどき日記
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2010年04月15日(木) 可変翼機の消滅

 航空雑誌を立ち読みして気がついたが、トーネードF3もいよいよ引退が近づいている。

 ちょっと古いところでは1991年の湾岸戦争に参加し、2003年のイラク侵攻にも参加したが、現在はユーロファイター・タイフーンの部隊配備に伴い、2011年にRAFの軍務から引退するとの事だ。つまりF14が完全に退役した現在、トーネードがなくなると実用戦闘機から可変翼タイプはなくなってしまうのである。旧ソ連の機体は実戦部隊にはないし、そもそも現状で使える戦闘機ではないから、トーネードの引退により、文字通り消え失せてしまうのだ。
 もちろん引退するのは、兵器として時代遅れになったというのと、根本的に機体寿命が来たというのがあるから仕方がないが、やはり可変翼という時代の寵児が消え失せるのは少しばかり寂しい。F14程の美しさはないが、やはり存在感はあったのである。なにより機動中に主翼が動くというのは、やはり見ていて面白いものだ。
 だが現在の航空技術レヴェルでは可変翼の優位性はなくなってしまったので、今後可変翼の戦闘機が復活する可能性は限りなく低い。製造やメンテナンスにかかるコストを考えると、固定翼の方が圧倒的に有利だし、故障等における稼働率を考えても可変翼は不利だ。そもそも機動性能だけを考えても、ラプターやフランカーの単純性能は恐らく可変翼の性能を遙かに凌駕しているだろう。もうそういう時代になってしまったのである。

 ちなみに「うる星やつら」における面堂家私設軍隊の戦闘機はこの、トーネードだったのである。関係ないが。


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