どんぐり1号のときどき日記
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2009年06月08日(月) ピン・ポ〜ン

 先日買った「頑丈人間スパルタカス」を読んでいて、ピンポンとテーブル・テニスという二つの言葉に引っかけたギャグがあったのだが、ここでふと疑問に思ってしまった。「ピンポン」というのは一体どういう単語なのだろうか、と。
 このマンガの中でも、登場人物たちが悩んでいるのだが、多分描いている途中で作者も疑問に思ったのではないだろうか。まさにそんな感じのギャグなのである。

 英語だと「テーブル・テニス」で、それを訳して日本では「卓球」なのだが、では元々の「ピンポン」とは何語なのだろうか。そもそも英語圏で「テーブル・テニス」と「ピンポン」の二つの言葉が今でも使われているのは何故なのだろうか。この年でまさかこんな疑問を持つとは思わなかったが、思った時が運の尽きである。

 そういう訳でセオリー通り、とりあえずネットで調べてみる。
 すると、どうも「ピンポン」とは固有名詞か登録商標らしいのである。もしそうなら、「ホチキス」と「ステープラー」のように納得できる話だ。
 どこまで正確なのかは例によって判らないが、ネットでの情報をまとめると、イギリス人のジェームス・ギブ(あるいはジェイクス)という人物が、当時発明されたセルロイドの球にラケットがあたり、テーブルにあたる擬声語「ピン・ポン」から、「ピンポン」と命名したのだという。それ以前は、球はコルクかゴムであり、ラケットも、まさしくテニスと同じラケットのミニチュア版であったため、そんな音はしなかったのである。そしてこれを彼は登録商標にしたため、れっきとした商品名となったのだという。

 つまりそれ以前にもこういう遊びはあったが、それをあえて登録商標にしてしまったため、名詞と固有名詞の二つが使われてしまうようになった訳で(まるでコナミ商法のようだ)、こういう例は数多くあるから、言われれば納得できる話である。
 では実際に「ピン・ポン」というのは経済効果を派生させるほどになっているのだろうか。その辺が謎ではあるが…。

 しかしこのマンガ、この時期の安永航一朗作品としては絵のバランスが良く、破格の面白さである。


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