どんぐり1号のときどき日記
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どうも風邪が治りきらない、困ったものである。そんな状態だが、またも実家の買い物の手伝いで、午前と午後にも少し出かける。
帰り道でちょっと模型屋を覗いたら、イギリス陸軍のチーフテンMk.5が目についたのだが、そう言えばチーフテンと言えば「ヘルプ」と「ソールズベリー」である。ロックに興味のない人には全く意味不明だが、そうなのである。いや、ロックに興味のある人でも怪しいか…。 まあ「ヘルプ」の場合は、ビートルズのメンバーが戦車に乗っているシーンがあるから、今さら説明する必要もないだろう。だがビートルズとは言え当時はアイドルだった訳で、たかがアイドルの映画にイギリス軍が戦車を出している訳である。個人的にもけっこう手間暇かけて撮ったシーンだと思っているし、さすがはリチャード・レスター監督の作品だと思う。
そしてもう一つ、ユーライア・ヒープのアルバム「ソールズベリー」はジャケットがチーフテンなのである。音楽的にも名作なのだが、このジャケットも素晴らしい。ソールズベリーはイギリス軍の演習場としても知られた場所で、だからこのアルバム・タイトルとチーフテンという関係には何の違和感もない。 ちなみに私はジャケ買いしたのだが、彼らの代表作と言われる「対自核」より遙かに好きなアルバムだ。何故なら曲自体が素晴らしいのは当然だが、アルバムとして良く出来ているのである。やはり私はこういうトータル・アルバム的な作品が好きなのである。
その後、実家で少し整理をしている時に横山光輝の「その名は101」と「魔界衆」が出てきたので、とりあえず全部読んでしまう。前者は「バビル2世」の続きで、ヨミを復活させようとする組織と単身闘う話になっている。一応「三つの僕」はバビル2世の念波が届かないような場所に隔離されているという設定なので、どちらかと言えば忍者物の雰囲気で話は進む。 全体の雰囲気は「マーズ」と同じで、人間は実に愚かだというテーマで貫かれている。 そして「魔界衆」は忍者物にSFを加えた、横山作品お得意のパターンである。ただし歴史を知っていれば結果は判っているので、あまりカタルシスはない。
この時に、永井豪の「黒の獅子」も出てきたのでこれまた全部読んでみる。やはり前半は面白いのだが、後半は風呂敷を広げ過ぎたせいで、はっきり言って面白くはない。永井作品の欠点が出ているというところだ。 やはり昔の作品というのは、今読みかえしても面白い作品と、何故これが当時面白かったのか不思議になる作品とが、極端に別れてしまう。やはりひとつにはSFのセンスの問題が大きい。あるいは「ワイルド7」のように映像的な見せ方を心得ているかどうか、というのもある。マンガはストーリーだけではない。絵も重要なファクターなのである。 ちなみに言っておけば、マンガはイラストとは違う。末期の「コブラ」のように、いかにもイラスト然とした絵は、美しいがマンガとしては楽しめない。そういうものなのである。
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