どんぐり1号のときどき日記
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2009年04月28日(火) 「ヘッドレス・クロス」が好き

 実はブラック・サバスのアルバムで一番好きなのは「ヘッドレス・クロス」である。
 これはユーライア・ヒープの「ソールズベリー」が一番好きだという以上に、どマイナーな意見らしい。という訳で改めてネット上で色々と調べてみた。

 予想はしていたが、やはり「ヘッドレス・クロス」の評判というのは絶望的なまでに低いというのが良く判ってしまった。アルバムという観点からもメンバーという観点からも、決して他のアルバムに劣らないと思うのだが、トニー・マーティンに思い入れがないから嫌いだなどというのさえ見られるほどで、とにかく褒めている批評がほとんど見あたらないのである。1989年4月発表UKランクで10位なのに…。

 やはり世間一般は、ブラック・サバスと言えばオジー・オズボーンなのだろうが、残念ながら私はあのヴォーカルが嫌いなのである。感覚的に受け付けないのだ。もちろん彼の才能は認めるし、若い連中を育てるという事もしているくらいだから、人望もあるだろう。だがあのヴォーカル・スタイルが苦手なのである。
 私はヴォーカルとしては、ロニー・ジェイムズ・ディオやトニー・マーティンの方が好きだ。結局のところ、ヴォーカルを楽器の一部としてとらえているので、どうしてもオジーのスタイルが馴染めないのである。だから「ヘッドレス・クロス」は極めてストレートなロックになっているのが好きなのだ。
 もっともこのストレートという部分は、様式美を前面に打ち出しているアルバムでもあると言える。様式美を持ち込むと拡張性は低くなるが、非常に聞きやすい良いアルバムになる可能性も高いのである。

 ちなみにロニー・ジェイムズ・ディオは、ブラック・サバスが様式美を打ち出したスタイルに批判的らしく、このアルバムに対しても批判的な意見を述べている。ただしその内容が「様式美は自分が持ち込んだものであり、ブラック・サバス本来の姿とは異なる。サバスは元来、典型的なヘヴィメタルバンドだった」である。なんだか矛盾した意見のように聞こえるのは気のせいだろうか。
 結局のところ、トニー・マーティンはヴォーカル・スタイルが非常にロニーに似ているあたりも気に入らなかったのかもしれないが、こういう意見が出るというあたりに、不人気の鍵があるのかもしれない。

 という訳で、「ヘッドレス・クロス」と同じメンバー(コージーまでいる)で作られた「ティール」も聞いた方が良いだろうと思うのだが、この辺のアルバムになると入手がなかなか難しくなる。困ったものだ。


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