どんぐり1号のときどき日記
DiaryINDEXpastwill


2009年04月24日(金) 信じるのも必然

 ネット上でまこさん(もちろん菊池誠教授だ)がプレジデントに書いた記事が載っていた。
 題名が「血液型で性格を決めつける人とどうつきあうべきか」というもので、「血液型という後天的に変えられない属性への差別は、陰湿でタチが悪い」と書いてあるとおり、軽い気持ちでとんでもないニセ科学を信じている人への警鐘である。
 最近は特に血液型性格診断を無条件に信じている人が目立ち、話のネタかと思えば本気で信じているのがほとんどである。これははっきり言って迷惑以外の何物でもないし、意識せずともやはり差別になっているのである。

 しかしここで書いてあるとおり、『「ないことの証明はしない」というのが科学のルール。存在しない論理は反証のしようがない』という部分を理解できない人が簡単にニセ科学へ傾倒してしまう今の日本というのは、本当に戦後教育の敗北だとしか思えなくなるが、その一方でまこさんのように啓蒙活動をしている人もいるのだから、完全な敗北だとも言えない訳である。

 ちなみに冒頭で『「血液型性格診断」に科学的根拠がないことは、すでに心理学の実験で証明されている。多くの人はそれを半ば理解したうえで、「しょせんは遊びだから」と軽く考えて話題のネタにしている』と書いて、締めが『私も宴席で血液型を聞かれることがある。多くの場合は「大型」や「小型」、「Z型」などと答えてはぐらかしている。天気と血液型は差し支えのない話題と考えているのかもしれないが、とんでもない。むしろ「それしか話題がないのか」と見下される恐れがあることを、肝に銘じてほしい』である。

 これは特に社会で働く営業の連中には肝に銘じて欲しいと、心底思う。当たり障りのない話題だけで過ごしているから、いつの間にか消費者より社会常識がなくなり、最後にはネットで勉強している消費者の方が商品知識も詳しいという状態になっているのだ。それが現実なのだから、営業というのはもっときちんと勉強しなければならない。
 そんな状況でニセ科学の話を出されても、バカにされるだけであり、実際私は自分より商品知識のない営業は最初から相手にしない。そんなもの、少し離せば簡単に判るのだから。


どんぐり1号 |MAILHomePage