どんぐり1号のときどき日記
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天気は良くなったが、昨日の湿気が残っているので日中は蒸し暑くなった。 しかも徐々に風が強くなっていき、夜にはかなりの強さになった。湿度は高いし風は強いし、要はあまり気持ちの良い天気ではないと言う事である。春だというのに変な天気が続く。
J.G.バラードがついに他界した。 1980年代以降、ディックと並びハリウッドで人気の作家だったが、一般大衆からは遠いところの作家が好まれるというのも不思議なものである。しかもプロデューサーからは嫌われるSF作家であり、何故そんなブーム的扱いになったのか、不思議と言えば不思議である。やはり「ブレードランナー」の評価が高かったという事実があるからなのだろうか(私は最初に公開されたヴァージョンのエンディングは大嫌いだが、退廃的世紀末のイメージを映像化したのは見事だ)。 ちなみに本人達はSF作家だとは思っていないかも知れないが、ディックは世界中で人気のあるれっきとしたSF作家扱いだし、バラードはインナーー・スペースという概念を定着させてSF界に貢献した作家なのは間違いない。 そういう人の原作が好まれて利用されたという事は、一般大衆には難しすぎて訳が判らないから、SFだとは思われていなかったのかも知れない。
そして日本では、そろそろ小松の御大がカウントダウンに入っていると言われ、まあそう遠い先の話ではないのは間違いない。少なくとももう長編を書く体力がないのは衆知の事実だ。 彼は日本が誇るSF界の巨匠なのだが、意外とまともな映画は少ない。そろそろこのへんで誰かまともな映画を作ってあげられないのだろうか。やはり「さよならジュピター」が未だに後を引いているという事なのかもしれないが、一般的には「日本沈没」と「復活の日」だけなのは悲しい。別に「果てしなき流れの果てに」を映画化しろとは言わないが、世界に誇れる映画を作って欲しいものだ。
そう言えば、私は神林長平の作品が好きだが、彼も映像化には恵まれないようだ。とにかく「戦闘妖精雪風」だけは、誰かがまともに映像化するべきだろうし、それがSF界の義務だろう。 まともな雪風が作れたら、例のゴンゾのアニメ作品は封印しても良い、というか封印するべき作品だろう。
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