どんぐり1号のときどき日記
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2009年04月19日(日) 平和でうるさい一日

 昨日からやたらとヘリがうるさい。
 これは霞目駐屯地で駐屯地祭があるからなのだが、何故か現在は事前の知らせがない。昔は近隣住民には連絡があったものなのだが、連絡どころかネットにすら載っていないのである。
 霞目は陸自なのでヘリが主体であり、実はこれがかなりうるさいのである。そして突然うるさくなるのだから、事前通達は必要だし、連絡する義務があるだろう。まったく不思議だ。
 私は自衛隊の駐屯地における公開行事は必要だと考える。けっして税金の無駄遣いだとは思わないし、むしろ税金を使っているのだから現状を公開するのは当然必要だろう。それを無駄遣いと騒ぐのは愚か者である。
 だが、だからこそ事前通達は必要なのだ。自由主義社会では当然の義務だ。

 実家での用事でいくつか箱を開けて整理する算段をする。
 その途中でCDの箱を開けたら、色々と探していたものが見つかる。ここで選び始めると日が暮れるので、上にあった2枚だけ持ってくる。
 帰宅してまず聞いたのは、ジョージ・マーティンの「イン・マイ・ライフ」である。これは彼がビートルズのナンバーを色々な人にプレイしてもらったアルバムで、ジェフ・ベックの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」、フィル・コリンズのメドレー「ゴールデン・スランバー〜キャリー・ザット・ウェイト〜ジ・エンド」、そしてゴルディ・ホ−ンの「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」なんてのが聞きたくなったのである。
 しかしフィル・コリンズがやると、あのメドレーが「ブルース・ブラザーズ」に感じてしまうのは不思議だが、さすがに元がドラマーなのでドラムのシーンは素晴らしい。
 でも最後に入っているショーン・コネリーによる「イン・マイ・ライフ」は、音楽的に何の意味があるのだろう。
 そう言えばピーター・セラーズによる「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」というのもあったが、ちょっと調べたらジョージ・マーティンのボックスセットの中に入っているではないか。高くて買えないが、きちんと聞いてみたいものだ。

 もう一枚は「カリフォルニア・ギター・トリオ with トニー・レヴィン、パット・マステロット」といういかにもクリムゾン・ファミリーなアルバムである。もっとも音はクリムゾンではないが、以前新宿でクリムゾンの前座として出たのを見て、なかなか面白いと思っていたので買ったアルバムだ。
 ちなみにこのアルバムの最大のウリは「燃える朝焼け」と「21世紀のズンドコ節」だと思うのだが、このアルバムでは「燃える朝焼け」〜「花笠音頭」〜「21世紀のズンドコ節」と続いているのだから恐ろしい。こんなのをワールド・ワイドで売っているのだが、はたしてどんな理解のされ方をしていたのか非常に気になる。
 いずれ面白いサウンドのアルバムなのは間違いがない。

 ところで「ウォッチメン」の冒頭、コメディアンの葬儀シーンでサイモンとガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」が使われたが、これは1965年ヴァージョンで、1964年に発表されたオリジナル・ヴァージョンではない。
 そもそもこの曲を使ったのは監督のアイデアで、確かに曲の内容、成立共にこのシーンにぴったりだったのは間違いがないのだが、ここで深読みもできる。
 つまり1965年ヴァージョンはポール・サイモンとアート・ガーファンクルの両人の思惑とは関係のない部分で改変され、それが何故か大ヒットしてしまった曲であり、自分たちのコントロールの及ばないところで世界が変わっていったのである。これはまさに「ウォッチメン」におけるロールシャッハ達の状況を表している、と思えるのだが。
 もしザック・スナイダー監督がそこまで考えたのだとしたら凄いのだが、やはり深読みのしすぎ、なのだろうなぁ…。


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