どんぐり1号のときどき日記
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今日は休み。というか、本来会社が休みの日に出て仕事をしなければならない会社というのは、仕事の量や質を何も考えていないという証拠だ。もちろんイヴェントや客の都合というのは別だが、単に仕事が溜まってしまい、休みに出ないと片づかないというのは、明らかに管理職が無能である。もっとも今のご時世、中小企業が有能な管理職を育てる事など、絶望的なのだろう…。
ところで「アンダーワールド」のメイキングを見直す。 実はこの映画、当初思っていたよりデジタルの処理は少ない。狼男はかなりの部分がモンスター・スーツであり、壁の側面を這って走るシーンなどは、実際に吊りで撮影されている。また走行している車輌を追いかけて屋根に飛び乗るシーンは、合成なしの一発撮りだ(実に単純だが効果的である。スタッフが日常の風景に興味を持っていれば考えつく程度のテクニックなのだが、やはり日本では考える余裕がないのかもしれない)。 その昔、1970年代末期からの「スター・ウォーズ」ブームにあやかった特撮メイキング流行りの頃に色々と見て興奮したものだが、こういう単純だが効果的な撮影方法を見せられると、やはり熱くなる。スタッフの創意工夫とはこういうものを指すのだ。
あと、メイキングでも言っていたが、この映画ではケイト・ベッキンセイル演じるセリーンがサングラスを使わない。「ターミネーター」や「マトリックス」が使っているのは、実はスタイリッシュという理由ではなく、射撃などのアクション時に目をつぶられても大丈夫なようにしているだけだし、シーンによって表情が意図と違ってもゴマカシが効くためだ。そういう利点を充分判っていても、あえてサングラスを捨てて表情を見せているのである。したがって、そのために各人が訓練をして目の表情の変化がないように努力しているのはさすがだ。 映画で銃を撃った時に目をつぶるのは、本当にシロートっぽく見えてしまうのである。
ちなみに自分でも女性に銃を持たせた写真を撮っていた時、サングラスは表情を隠すには最適だと思ったものだ。 顔をある程度アップにした時に表情を作るのは、やはり目と口である。その口については本人が意識すればまだごまかせるが、目というのはシロートにはかなり難しいので、隠してしまえばそれだけで撮影が楽になる。さらに、目の形は簡単に変えられないが、サングラスを利用する事でイメージする表情が簡単に作れるようになる。元が優しい目つきの人を精悍に見せるためには、サングラスが最適なのである。 ただし夜間などという設定では不自然だし、衣装によっては不釣り合いになったりもするが、それを差し引いても便利な小道具である。
こういった表情を真剣に考えた場合、コスプレイヤーが銃器を持っている写真をネットで見たりするが、サマになっている写真は少ない。というか、ほとんど無いと断言してもよい。 これらの欠点は、まず銃器の扱いが全然ダメなところが大きい。ただ単に撮影者が用意した銃を「握っているだけ」なのである。もちろんどうすればサマになるか本人が判らないし、撮影者もあまり真剣に考えていない。 そしてもう一つは前述した目と口だ。やはり真剣さがないし、そもそも怖い顔をすれば良いと勘違いしている人も多い。 いずれ表情と銃器の扱い、そしてポーズのバランスが悪ければ、それは武器を持たせる意味がない。コスプレイヤーはそのへんを真剣に考えて欲しいものだ。
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