どんぐり1号のときどき日記
DiaryINDEX|past|will
アメリカで、バイ・アメリカンという保護貿易が上院を通ろうとしている。これは危険だ。 第二次世界大戦の大きな原因の一つがこれである。オバマは賢いのでそれが判っているから反対するだろうが、元々アメリカ人の中で知識人が占める割合はきわめて低い。この不況騒ぎで保護貿易に反対できる知性は、多分現在のアメリカにはないだろう。
もしアメリカがこのままバイ・アメリカンを実施したら、他の国が追従するのは確実だ。そうしなければ国自体が危うくなるからだし、選挙民を納得させる事など不可能だからだ。 そんな現時点でアメリカに物が言えるのは、日本とEUだけで、ここで大きな声を出さないと、非常に危険だ。今までの不況騒ぎとはレヴェルが違うのである。世界経済の危機なのだから。
今までの経済の危機は、各国の動きや状況から、実はあまり大きな心配はしていなかった。なぜなら各国の対応がきわめて論理的だったからで、アメリカや日本の対応がうまく機能していたし、危機に瀕していたヨーロッパの動きも、感情に溺れる事なく、失敗したとしてもきわめて論理的な動きをしていたのである。 だか今回は違う。世界の中心であるアメリカがなりふり構わず保護貿易に走っては、世界の経済が崩壊する可能性がある、それほど危険な状況なのである。
しかもブッシュからオバマへと大統領が変わった直後で、政治に一時的な混乱が起こる時期でもあり、だからこそこの時期にこの騒ぎはきわめて危険なのである。 久々に経済で、心底怖い事態になったと思うのだった。
|