どんぐり1号のときどき日記
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2009年01月30日(金) 時間調整

 またまたはかせのところに書いたネタなのだが、昔結構好きだったのに、今読み返すとなんだかつまらない、というよりどうしてこれが面白かったのだろうかと悩む事がある。
 実は山田正紀の「神狩り2」が出た時、あまりに酷いと思ったので口直しに「神狩り」を読み直したところ、これが実につまらなかった。この作品が発表された当時は日本中のSFファンが驚愕し、私も一撃でやられてしまい、これ以後かなり長い間彼のファンをしていたくらいだ。だから読み返して何故こんなにつまらないのだろうと本気で悩んでしまったものである。
 ちなみに神林長平も同じパターンで、「戦闘妖精・雪風」を読んだ時に気に入り、これをきっかけにほぼ全ての作品を読み、現在でも買い続けている作家の一人だ。彼の「グッドラック 戦闘妖精・雪風」が出た時に「戦闘妖精・雪風」を読み返したときは、依然読んだ時と同じように充分感動的で面白かった。それだけになおさら山田正紀に騙されたという感じがしてしまったのである。

 ところで、松本の県立高校生が転落死した事故で、インフルエンザ治療薬の「リレンザ」を処方されていたというのが、わざわざニュースになっていた。
 いつも思うのだが、タミフルでもリレンザでもなく、インフルエンザそのものが異常行動の原因だとは誰も考えないのだろうか。もちろん薬との相乗効果によるケースもあるだろうが、やはりインフルエンザなどで異常行動に走りやすくなるのはそれほど珍しい事ではないだろう。私自身も酷い風邪などの時は、あの独特の嫌な感覚になる事がある。なんというか世界が急激にスピードアップして回り始め、本当に走り出したくなる感覚だ。そうしないと治まらないという脅迫観念に近いものがある。飛び出さないのは、単に体力が落ちて動けないというただそれだけの理由だ。
 自分でそういう感覚を体験しているから、薬だけのせいにするのはおかしいと思うのである。

 そんなニュースを見ながら時間調節して「タモリ倶楽部スペシャル」を見る。
 たかだか50分の編成では本当に物足りないが、改めてこの番組の面白さと凄さを実感する。こうして見ると、我々SFファンが集まって色々な規格をして遊ぶ感覚に一番近いような気がする。SFファンといって趣味の守備範囲は異様に広いのだ。結局のところ、タモリ倶楽部と我々SFファンの違いは、資金があるかどうかだけといってもいいだろう。
 世の中、そんなものだ。


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