どんぐり1号のときどき日記
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2008年10月10日(金) 次のレガシー

 昔なら体育の日で休みなのだが、連休を作るという政府の方針で普通の日になってしまった。

 それはともかくとして、来年あたり5代目レガシーが発表になる可能性があるらしい。
 次期レガシーは、現行の3ナンバー・サイズよりさらに大きくなるという噂がある。実際、現行の4代目は3ナンバー・サイズになると早くから噂が流れていて、結局その通りになったので、今回の噂もそれほど大きく間違ってはいないだろう。
 だがこれはとんでもない話だ。レガシーという車の本質を、現在のスタッフは勘違いしている。レガシーは5ナンバー・サイズでこそ意味があるという事を完全に忘れ去っている。それでなくとも狭い日本の車の環境は、5ナンバー・サイズに特化されているといってもいい。スーパーの買い物にミニバンなどの巨大な車で来るのは、はっきり言ってバカのする事だ。
 そんな環境で、レガシーの2代目というのは傑作だった。サイズ、デザイン、乗員スペースの広さ、カーゴ・スペースの広さと使いやすさ、そして決定的に他の車と違ったのは、ステーション・ワゴンとは思えない走りの良さである。荷物を積んで高速走行が楽な車など、他には存在していなかった、唯一無二の車だった。
 一言で言えば、使い勝手が良くそれでいて走りにも徹していた最高の車だったのである。

 現在私が乗っている3代目はまだその流れを汲んでいたが、4代目になってついにサイズが大きくなってしまった。この時点で買い換える時の候補として私はレガシーを諦めた。確かに走りの部分では素晴らしい進歩を遂げているのだが、肝心の使い勝手が切り捨てられた。ルーフ・レールもなく、サイズも大きいのでは意味がない。
 そしてデザインがミニバンに近くなったのがどうしようもなく悲しい。スバルには良いデザイナーがいなくなったと証明されてしまったのである。
 考えてみれば2代目レガシーは日本のデザインではなかったので洗練されていたのだが、それでいて日本の実情にあった使い勝手に仕上がっていたのは、他のスタッフも優秀だったからだ。おそらくそういうスタッフはどんどん退職しているのだろう。あるいは国内紙販売市場が小さくなり、頭の悪い営業の意見だけが通るようになったせいもあるだろう。結局、経営陣に良い物を作るという発想がなくなった、ただそれだけの事だ。

 ちなみにこれは景気とは関係ない。良い製品は景気が良くなった途端に出てくるものではない。景気が悪い時にこそ良い物を作ろうという発想と意思があるから、結果として景気が引っ張られるのである。それが今までの景気の本質だ。株価だけで全てが決まっている訳ではないのは当たり前の事なのだが、それが判っていない経営者が多すぎるのだ。
 何度も言うが、営業上がりだけが支配している歪んだ日本の構造がそもそもの間違いだ。彼らは経済の本質を理解していないし、そもそも不勉強なのである。


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