どんぐり1号のときどき日記
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2008年08月18日(月) 縮小するポストホビー

 仙台のパルコがそろそろオープンする。これで駅の周辺はファッション・テナントの戦国時代になりそうだ。
 だがこのパルコにはポストホビーがない。あくまでファッション・テナントをメインとするらしい。確かにイービーンズがエンドーチェーンとしての会社を復活させるほどになったのは、単にテナント料の力なのである。
 だが、私のイメージとしてはポストホビーがないパルコなどパルコではない。文化にファッション・ブティックなどそんなに必要ないだろう。

 等と思ってポストホビーを久々に検索したら、なんと池袋店が5月で閉店していたのだという。東京に出入りしていた頃にはここを一番利用していたのでかなり驚いた。本当に全然知らなかったのである。
 もしやと思ってポストホビーのホームページを見ると、パルコからどんどん撤退しているではないか。直近では松本も9月で撤退するというし、やはりバブルの崩壊ともに景気の後退は徐々に進んでいたのが、ここに来て限界を迎えたという事か。なんだか東京も自分の知らない街に変貌していると実感する瞬間だ。

 ちなみに私の中で東京の最初の変化は「テアトル東京」の閉館で、田舎に育った自分にとって、テアトル東京というのはカルチャー・ショックに等しいものだった。本当にここには映画を観に行くという楽しみがあった。
 そしてその途中で必ず寄っていたイエナもなくなり、行きつけだったギーガー・バーもなくなると、自分が描いていた東京のイメージが加速度的に変化していったのである。

 これも単に自分が年を取っていったという証拠なのかもしれないが、もう自分の立ち入る余地はないような感じがしてしまうのだ。例えば秋葉原の文化は、どうも自分とはベクトルが違うし、それまでお気に入りだった店に限ってなくなってしまうというのが、自分と一般的嗜好の方向性の違いを明白に物語っている。

 果たして次に東京が変化する時に、自分の好みが残っているのだろうか。なんとなくだが、ほとんど残っていないような気がする。


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