どんぐり1号のときどき日記
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夕べはまたまた「KENJI KAWAI CONCERT 2007 CINEMA SYMPHONY」を見た。 やはり最初の二曲でもう感動してしまうし、ラストも本当に良い。それも当然で、一曲一曲が一本の映画の中で感動的な役割を持って演奏されているのだから、感動しない方が不思議なくらいである。結局は彼のベスト盤である「K-PLEAURES」のライヴだと理解すれば良いのだ。 ただ、冷静に見るとプレイヤーの上手さにばらつきがあるのが判る。特にオーケストラは、下手ではないがそれほど上手くもない。もちろん様々な制約があり練習不足があったのはよく判る。かなり特殊な曲ばかりなので、むしろこれだけのスケールでライヴに出来たという事自体が奇跡的なのである。だが、やはり世界の一流オーケストラのレヴェルがいかに素晴らしいものかが、こういう部分で判ってしまうのも事実だ。
いずれ川井憲次という人は、もう世界を相手に仕事が出来るレヴェルに達しているし、実際あちこちからのアファーがよく来ているという。その凄さを肝心の日本人が判っていないというのも悲しい事だ。 どうも日本という社会はサブ・カルチャーの凄さを全然理解できないようで、アニメが世界に輸出できる唯一の日本の資産だとは報道されても、では具体的に誰がどういう部分で評価されているのかは誰も知らない。 少し前までの押井守は、その実力と相反して日本では完全に無名だった。そしてその時期の作品が野心的であり、かつ傑作であった。
結局日本という社会は、文化を見る目が貧弱なのだろう。
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