どんぐり1号のときどき日記
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2008年01月15日(火) F-15の構造欠陥

 そういえば、F-15の欠陥問題の続報がメディアに載らない。
 本当に欠陥なのか経年劣化なのか、少なくともメジャーなニュースでそれを説明している所は皆無だ。これはマスコミは戦闘機の事が全然判らないからだろうし、自分たちが判らない事は一般国民も判らないのでニュースにしても売れないと判断したのだろう。

 仕方がないので自分でいろいろ調べてみた結果、やはりロンジロン(Longeron:縦通材)の構造欠陥の可能性が高いらしい。つまり1978年〜1985年製造の機体に仕様外の部品が使われており、ロンジロンは設計図上の仕様を満たしていなかったのだという。そして右上方のロンジロンにクラックが入り、機体の機首の破壊損傷につながった訳である。つまり墜落したのだ。

 元々、F-15(E型除く)の設計寿命は4000飛行時間と想定されていたが、その後の強度試験を経て「新素材や新設計部品により長期運用が可能」と判定され、なんと2倍の8000時間に延長されたらしい。普通の旅客機ですら2倍には伸ばせないだろうに、よりによって機体を酷使する軍用機の寿命が2倍になるとは、シロウトでもちょっと信じ難い。
 だから今になって機体のロンジロンに経年劣化による金属疲労が目立ち始め構造破損(Structural Failure)が問題になっているのは、機体寿命を8000時間に延命した見積もり予測そのものが甘かったのだと言える。当初の設定通り4000時間のままだったならば、壊れる前に設計寿命が来て廃棄となリ、事故は起きなかったはずだ。

 機械は必ず壊れるから、設計寿命がある。その設計どおりに壊れれば、それば欠陥でもなければ事故にもならない、文字通りの寿命なのである。
 本当に管理が甘かったとしか言いようがない。

 しかしこうして考えると、機体寿命の延命を図って何の事故も起きていないF-4という機種は、とんでもなく基本設計が素晴らしい機体だったと言える。これだけは間違いがない。


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