どんぐり1号のときどき日記
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2007年11月27日(火) 存在価値なし

 円谷プロがTYOの傘下になったと発表された。
 だがいい加減な経営による業績の悪化は15年以上前から言われてきた事であり、同族会社の弊害を一切無視してきたツケである。高度消費社会となった日本においては当然の結果だ。
 そもそも現在の円谷プロはただの版権管理会社であって、特撮のノウハウなどゼロである。製作は円谷であっても実際の製作は全て他の会社が行なってきたので、今さら他の会社に吸収されたからと言って状況が変化する事など何もない。

 だが今度作ると言う「ウルトラギャラクシー怪獣バトル」、あのふざけた番組は何なのだ。要は「ウルトラファイト」のリメイクではないか。
 そもそも「ウルトラファイト」自体に番組としての存在価値はなく、金に困った円谷プロが怪獣ヌイグルミを使って稼ぐためにでっち上げたものだが、こんなものに期待を寄せる業界というのは、情けないを通り越して呆れ果ててしまう。ミニチュアには金がかかるからできないと言うのなら、作らなければ良いだけの事である。儲けるためには手を抜かなければならないと考える現状では、作る方が間違っているのだ。

 特撮と言うのはその辺のドラマと違って、「特撮だと判るシーン」や「特撮だとは気がつかないシーン」を問わず、特撮部分をきちんと作りこまなければならない。そのためにはある程度の予算、スタッフが必要なのは当然である。それが出来ないのなら特撮は捨てて、極力ドラマで見せる作品、つまり良質のSFドラマを作ればそれで良いだけの事である。だが現在の円谷には、その脚本を作る力もないし、センスも消え失せている。
 私ははっきり言うが、現在の円谷プロに存在意義は皆無なのだ。

 ちなみにリメイクすると、著作権所有者にリメイク料が入る。だから最近はリメイクが多いのではないだろうか。それで業界内部で金を回して皆が儲かろうとしている、ただのマッチポンプのような気がして仕方がないのである。技術もスタッフもいない円谷プロが簡単に金儲けが出来てしまうのも問題だろう。
 そして今度の「椿三十郎」や「隠し砦の三悪人」は、リメイク料だけで邦画が作れるほどだと言う。とんでもない話だが、それがビジネスと言うものなのだろう。バカでもシロートでも、うまく立ち回れば簡単に儲かる世界なのだ。


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