どんぐり1号のときどき日記
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今日入荷になったオリンパスのE-3に触ってみた。 実はキャノンEOS 40DのライバルになりうるのはこのE-3だと思っていたのである(ニコンは高いカメラはいいが、安いカメラはちょっと…)。 このカメラは20万円以下の機種の中では唯一の防塵防滴仕様であり、ボディの剛性も素晴らしく、つまり野外での撮影を考えた場合、そのアドバンテージは非常に高い。もちろん他社の後発ゆえ基本性能はもちろんの事、視野率100%の光学ファインダー、二軸可動の液晶ファインダーなど、様々な改善点が盛り込まれている。 今までの発表データから不安だったのは映像素子の「フォーサーズ」という規格だけだったが、カメラ雑誌を見る限り、これが大きな欠点にはなっていないようだ。 と言う訳で、今日の今日まで「買うなら40DかE-3だろう」と考えていたのである。
そして実際に触ってみる。持った感じはなかなか良い。40Dより少しだけ軽い感じでホールド感に問題はない。 そしてシャッターボタンを押してピントを合わせる。??? 何かおかしい。シャッターを切る。違和感が明確になる。
つまりこのシャッターボタンは異様に軽い、いや、軽すぎるのだ。ストロークが短くて軽い、銃器で言うところのヘア・トリガーなのである(正式にはトリガー・プルが軽いという)。 私はEOS650の発売とともに20年間EOSシリーズを使い続けてきた。当然シャッターを切る感覚は完全にEOSのものになっているが、最初から私にとって快適だったのである。だからE-3のシャッターを切る感覚は、少なくとも私にとっては実戦で使えないと囁くものがあるのだ。
だが恐らくデジタルカメラだからこそ、このヘア・トリガーは使えるのかもしれない。 銀塩のフィルムだと、ムダ玉を撮らないために、半押しからシャッターを切る直前でストップをかける事が時々ある。静物で何かが気に入らない時などがそうだ。 それが現在の高速処理ができるデジタル一眼なら、わざわざ止めずに撮ってしまえると考えれば、このシャッター・ボタンの設定は正解なのかもしれない。 気に入らなければ消せばいいから、どんどん撮れる。これ自体は技術の勝利である。特に現場カメラマンには必須の機能であると言える。だが写真を撮るという「趣味」のレヴェルでは悩むという事も愉しみなのである。
こう考える事自体が、私も古い人間になってしまっているという事なのかもしれないが…。
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