どんぐり1号のときどき日記
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2007年11月20日(火) 時代は変わる

 日本ではヘンな騒がれ方をしているし、欧米でも一体どういう位置付けで見に行く人が多いのか、どうもよく判らないツェッペリンの再結成ライヴであるが、私は「現在のツェッペリンとしての彼ら」に興味は全然ない。現役としては完全に終わってしまっているし、何か新しい事をしようとしているようにも見えないからだ。

 だがこのライヴ、実は前座がとんでもなく凄いと判明した。もうこれは前座だけでも見たいものである。というか、現状では前座の方が凄いと言える。
 当初はRick Wakeman、Keith Emerson、Simon Kirke(元Bad Company)、Chris Squire、Allan Whiteというメンバーでアナウンスされていたのだが、その後Rick Wakemanは不参加という事になってしまった。それでもこのメンバーでの前座なら、ツェッペリン本家よりも見たいものである。
 やはりミュージシャンたるもの、常に最前線にいなければ錆び付いてしまうのは当然だ。あまりに裕福になってしまうと、そういう事は忘れてしまうのかもしれない。

 こうして考えるとイタリアのグループは凄い。ロックと言えどもきちんと音楽と捉えているためなのか、1970年代のグループでもいまだに現役でパワフルなプレイを見せてくれる連中はザラにいる。しかも音楽性も高いままだ。
 キング・レコードが1970年代後半になってユーロ・ロック・シリーズを展開してくれたのは、非常に良いタイミングだったし、彼らはまた熱心に良い仕事をしてくれた。現在もイタリアやフランス、ドイツのグループが第一線でプレイできる一端は極東の島国が展開したユーロ・ロックのムーヴメントであると断言できる。この仕事で発掘された数々の名盤がなければ、ここまでイタリアのロックが常識になる事はなかっただろうし、当時の連中が来日するなどありえなかっただろう。

 もっとも、還暦過ぎてロックをしている連中がいるなんて、1970年代には絶対に考えられない事だったのは確かである。時代は変わったと言うべきなのか…。


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