どんぐり1号のときどき日記
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郡山へ行く。 どんぐり2号が「リカちゃんキャッスル」なる物を見てみたいと言うのだが、私はちょっと触手が動かずにいたのである。だがおりよく郡山美術館で「ウルトラマン伝説展」をやっているので、郡山から別行動を取るという事で出かけたのだった。 ただ基本的に円谷プロ主体ではあまり興味もなかったのだが、ある程度まともな美術展示らしいという事なので、とりあえずどの程度のものなのか確認したくなったのである。
場所はそれほど判り難いものではなかったが、駅方面からゆるい傾斜になっており、この暑さでは駅から歩くのは無謀というものだ。車だから関係ないが…。
展示は美術館という事で見ると、今ひとつで、どうも中途半端な感じがしてしまった。 これでは小さい子供には向いていないので、やはり大人向けに徹底するべきだったろう。そうでなければ美術館でやる意義が半減する。個人的には館内が非常にうるさかったのが問題だと思う。七戸では、子供もいたのにこんな騒ぎにはなっていなかった。 そしてこちらでは子度向けを意識するあまり、資料が少なくなっている。それとも借りられたのがこんなものだったのだろうか。 さらに映像は別エリアで見せるべきだ。狭い場所でみせているから、当然のように子供たちが展示物の前に集まってしまい、邪魔なのだ。これは子供の責任ではなく、美術館側の不手際だ。
それはともかく、とても気になっていた成田亨氏の扱いだが、どうも展示を見る限り、成田亨側の遺族と円谷プロは和解したように見える。何せウルトラマンの原形は成田亨だと明言した文章があったのだ。七戸で「成田亨展」をやった時は、もう裁判でも起こすのではないかというくらい、遺族は憤っていたので、なんだか拍子抜けしてしまった。 まあ正式に成田氏の功績が認められたのであれば、それはそれで喜ばしい事だ。
しかし「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の美術に関係した人は、まともに美術を勉強した人ばかりだが、一貫してシュールレアリズムに傾倒した時期があるという共通点があるようだ。だからこそ自ら「子供にも納得できる造形」を意識しつつも、独特の説得力をもった物が作られたのだろう。 この辺のインパクトは、今の怪獣造形でまったく見られないのが残念だ。
しかしジェットビートル2号の最初の案は、ほとんどブリキのオモチャだが、第二案を経て、翼の角度などをいじっただけで全くの別物になっている。この辺のセンスは凄いと思う。ちょっとした変更でイメージががらりと変わってしまっているのだ。だからウルトラマンのデザイン遍歴を見ると、よくまあここまで変えられるものだと感心してしまう。
見ていてちょっと笑ったのもある。 キングジョーは最初はジャミラそっくりだったり、ウルトラセブンは宇宙服のイメージから始まっていたが、これが宇宙刑事ギャバンそっくりである。
そんなこんなで、結局ゆっくり見ても1時間程で見終わってしまった。 帰りにパンフを買ったが、1260円と200円の二冊が用意されており、結局は両方買ったが、少し高いだろう。こういうのは、もう少し安く設定するか、もっと豪華にするかして欲しいものだ。
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