どんぐり1号のときどき日記
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今日はT沢氏より、ブツが届く。いつもの事ながら詳しい事を書けないが、とてもありがたいといつも感謝している。これに関しては徐々に感想をアップしていく予定だ。
そして夜に「シルバー假面」を見たのだった。もちろん30年以上前の「シルバー仮面」ではなく、実相寺監督の遺作となった作品の方である。 今回のシルバー假面は女性が変身するのだが、彼女は森鴎外の娘という設定で、それから判るとおり、大正浪漫の世界の具現化である。ただ問題なのは、主人公を初めとして役者がヘタなのと、脚本、演出、その他モロモロが見事なまでに破綻している事である。 もっとも、なんとなく見入ってしまい、結局3本とも見てしまったのも確かだ。やはりもう少し脚本を練っていれば、それなりの作品になっただろうに、これは実に惜しい。
ただ、トンデモ話が嫌いな人はついていけないかもしれない。トンデモというものを理解した上で楽しむならともかく、現在の科学では否定された事をベースに展開される部分は、やはり無理がありすぎる。はたしてスタッフがそれらを判った上であえて利用しているのか、はたまた本当に信じているのか、それが問題である。 ただし後者の場合、それはかなり昔に否定されているネタばかりなので、この部分については不勉強だと言われてしまうだろうが、それは当然だ。ほとんど常識レヴェルのトンデモなのである。大正時代なら信じられていたかも知れないような説ばかりである。
だが大正時代にシルバー仮面を再生したというその事だけは、確実に評価できる。もしかしたらドグラマグラの世界を再現したかったのかもしれないが、そのままでは出資者から金を集められないから、こういう形になってしまったのかもしれない。 もしそれが正しいのだとすれば、プロデューサーとしては正しい判断だ。押井監督や冨野監督の得意な手段なので、それを知っている人には充分納得できるだろう。
本筋とは関係ないが、メインの出演者の演技があまりにヘタなため、少ししか出ていないひし美ゆり子氏の演技の上手さと自然さが、桁違いに素晴らしく感じられてしまった。 やはり主役やその周囲は、まともな役者で固めないとダメである。
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