どんぐり1号のときどき日記
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2007年05月02日(水) 怪奇大作戦2nd file

 今日も今日とて仕事が忙しい。絶対に変だ。営業も事務もヒマそうにしているのに。

 という訳で、帰宅してすぐに昨日放映された「怪奇大作戦セカンドファイル」を見る(どういう訳だ?)。
 リメイク版第一話「ゼウスの銃爪」である。まずこの話は、思ったほど悪い出来ではなかった。今風のドラマとしてはそこそこ良く出来ているといっても良い。

 ただし「怪奇大作戦」を名乗っている以上、これではダメなのである。
 つまり今回は、科学という部分が今ひとつでどうも感情や人情といった部分が中心になっている。科学を悪用した犯罪、科学を利用した捜査、そして科学に翻弄される犯罪者、こうした部分の描写が見事に抜けているのだ。さらにいえば犯人がどうなるのかを言及しなければ、この場合は意味がない。
 これでは昔やっていた「科学捜査官」の初期の方がまだ面白かったし、このような展開と演出では「太陽にほえろ」でも「特装最前線」でも、あるいは「西武警察」でも構わないではないか。

 あえて言うが、「ゼウスの銃爪」は「ブラックアウト」の第二話「プラズマ」をベースに、その目的を明確にしただけの話である。しかも犯人が自前で武器を作らなかったところが弱い。いくらハッキングだろうが、軍事衛星をそんな長い時間にわたって操作できるとは考えられない。このあたりは「ネットでマメに情報を集めればプラズマ兵器の製作も可能だし、当然その代償も大きい」とするブラックアウトの方が説得力がある。
 結局今のNHKに欠如しているのは、科学の光と影の扱いなのだ。どうも、科学技術を否定的に扱えばそれで文明批判になる、と思っているように感じられるのだ。しかし使うのはあくまで人間であり、科学技術自体に問題はないのである。だから科学からはドラマが生まれるのだが、それが全然判っていない。

 あと最大の問題だが、あれでは牧がマヌケにしか見えないという事だ。あの状態ですぐに武器の想像かつかないようでは、普通の人間となんら変わりがないではないか。牧という人間の設定が弱すぎる。
 ま、所詮はNHKだという事か。


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