どんぐり1号のときどき日記
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2007年01月11日(木) 時をかける少女

 盛岡出張で、4時30分起き。経費節減で車で行けという命令である。本当にバカだ。おかげで眠いぞ。
 しかしどこもかしこも全然雪がなく、暖冬だと言うのは間違いない。という事は、今年の夏は冷夏になる可能性が高いという訳だ。

 書くのも面倒なので、とりあえず研修初日も終わった、という事にして…。
 18時からの宴会を途中で抜け出し、盛岡フォーラムへ行く。皆が観ろという「時をかける少女」を観るためだ。
 チケットを購入し、時間まで同じビルの下にあるジュンク堂に寄るが、コミック部門までジュンク堂なので、その量に圧倒される。しかもかなりの本が読めるのだ。これは仙台の負けである(もっとも、仙台のコミック部門は別の書店だが)。
 10分ほどで入場時間になり、パンフを買って入場。さすがにこのままでは恥ずかしいので袋に入れてもらう。
 事前情報どおり空いていたが、もう観るべき人たちは観てしまったのだろうから、20人近くいたという事は混んでいたと言ってもいいのだろう。

 本編だが、絵的なスペック及び演出は明らかにテレビ仕様であり、押井作品や宮崎作品を見慣れた目には少々辛い。だが脚本レヴェルでは上手く作ってある。今時、タイム・リープをこんな風に使うとは、かなり意外な感じがするが、それでも泣かせの部分はうまく、押し付けがましくはない。

 主役の声は500人からのオーディション(3日でやったんじゃなかったっけ?)で選んだ割にはヘタで、これはジブリ作品の悪い影響だろう。誰がなんと言おうと、ヘタな人間を主役に据えるものではない。せっかく良い作品に仕上がっているのに、もったいないではないか。
 とにかく私くらいの年になると、こういう映画はかなり切ないのだ。それを声如きで壊さないでもらいたい。

 だから魔女おばさんがなおさら美しく感じてしまう。これに関しては、とにかく彼女を「きれいに年を重ねた女性」にしたスタッフには素直に拍手を送りたい。 ちなみに魔女おばさんの名前は「芳山和子」である。
 つまりこの作品は、大林版の続編である。リメイクなどではない。だから二重に切ない物語に仕上がっているのである。そしてこの映画は、続編として成功しているのが最大の功績だ。まさに大林版のスピリットを見事に継承している。

 そう言えば一昨年公開の「ハービー」も、「ラブバッグ」のリメイクと宣伝されていたが、実際は完全なる続編だった。もしかして世間一般では、リメイクと続編の区別がついてないのではないだろうか。


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