どんぐり1号のときどき日記
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今日はとりあえず休み。午後になってから郊外の古本屋(萬葉堂である)へ行く。 ここで100円の投売り本コーナーがあった。持っている本が100円というのはなかなか悲しいものがあるが、読んでみたい本があると便利ではある。もっとも大した本がないから100円コーナーなのだが。 と言う事で、とりあえず10年前のとある経済評論家の本と、20年前の軍事用語集を買ってみたのだが、これが意外と楽しい。
経済評論の本は以前から参考にしている人ので、10年前の意見がどの程度合っていたのか比較してみたくなったのだ。もっともそう大きなハズレがないところがこの人の凄いところなのだが。 やはり北朝鮮や中国の動向に注目する記述が多いようだ。
後者は20年前の軍事技術がどこまで現実になったのか見たくなったのである。 例えばこの当時のOTHレーダーはまだまだ問題のある技術だったがゆえに、AWACSの必要性が説かれていたのだが、現在の日本やアメリカは両方とも実用化に成功して実戦配備している。このあたりのギャップや技術革新のすごさを比較すると言う意味でもなかなか面白い本だと思う。
ただ、この本が発行されたのが1989年というのが気になる部分もある。 実は化学兵器の章で神経ガスについての記述があるのだが、特にサリンについての記述がかなり詳しいのである。もちろん作り方ではないが、どういう原理でどういう効果をもたらすか、そして都内で使用した場合の効果など、もしかしたら1995年の地下鉄サリン事件の首謀者はこの本を参考にしたのではないかと思ってしまったくらいだ。 まあサリンの毒性と対費用効果については、軍事技術に詳しい人にとっては当時すでに常識だったので、別にこの本が犯行の参考になったとこじつける必要はないのだが。むしろそういう事が常識だという事は、当然悪用する奴が出てくると考える方が自然だし、それを知っていながら放置した群馬県警やマスコミの責任は、犯人と同罪であると言っていいほど大きいのだ。
そもそもこの事件の起こる前に、自衛隊が警察へ対サリン用に防毒服の提供をしている。つまり警察は松本サリン事件以後、オウム真理教がサリンを大量製造している事を100%把握しており、それが使用される事も内偵で把握していたのである。それでいて宗教団体だというたったそれだけの理由でこういう事件を見逃したのだから、この時点で警察は何の役にも立たない無能な集団だったと言っていい。もちろんマスコミも全く同じである。 この事件では10人以上が死亡し、5000人以上が被害にあったのだ。しかも無差別に、である。
そういう事をつい考えてしまったではないか。
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