どんぐり1号のときどき日記
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| 2006年08月30日(水) |
自由が根付いていない国 |
さて、そろそろ総裁選挙である。どうせ安倍君の圧勝で終わるのは目に見えている。というかそうなる事は織り込み済みで、もし違う人が首相になったらそれは政界の大異変であり、日本の議会システムは崩壊するかもしれない程の大事件になる。 つまり、結論は出ているので面白みが全然ないのだ。 選挙としては面白みがないが、実は小泉−安倍路線は憲法を変えようとしているのだから、そちらは少なくとも政治としてはかなり面白いものになるかもしれない。
昭和憲法の核心と言えば「自由と平等」という事になってはいるが、実際に戦後日本を支えてきたのは「平等」の方だけである。とにかく日本人全部が人並みの生活レヴェルになる事を目指していたのだから、これはこれで仕方がないのだが、現在はそれでは通用しなくなってしまったのである。 誰がどう見ても平等、つまりは公の方に比重がありすぎて、自由というものが置き去りになり、非常にいびつな国家になってしまったのは知ってのとおりである。もともと戦後にここまで日本が巨大な国家になるなど、世界中の誰一人として想像し得なかった事なのだ。
そういう意味で、誰も予想しなかった日本の発展により現在の憲法は矛盾の塊となってしまい、実情に合っていない状況になったのは明白だ。だからこそ改憲絶対反対などと言わずに、真剣に議論するべきである。そうしないと本当の自由という概念がいつまでも根付かない唯一の先進国のままになってしまう。 現在の日本において「自由の概念」は、根本からおかしいのだ。それを正すためにもある程度の改憲は必要だと思わなければならない。 そもそもかなりの国が実情に合わせて憲法を変えているのだし、そうしないと国がおかしくなってしまうのを皆判っているのである。
ちなみにこれに絡んで例の皇室典範の問題も、当然出てくるだろう。 一番問題になっているのが「男系男子継承」だが、過去の天皇家がこれを維持してこられたのは、側室制度があったからだという事を忘れてはいけない。 公認の側室が何人もいてそこから男子が生まれれば天皇の子供と公認されたからこそ、こういう不自然な跡取り制度が継続できたのだ。そしてこの継承方式をとってきた国は、いずれも同じシステムをとってきたのであり、ハーレムが特別なものではないという事だ。 それがいかに不自然かは誰もが判っている訳で、だからこそ現在のヨーロッパの王家は女性の王位継承権を認めているのである。
ちなみに日本は、明治天皇までは側室制度で維持してきたのだが、それが廃止された現在は「男系男子継承」など偶然の産物でしかない、きわめて危うい状況なのである。 だからこそ、改憲の議論をする必要があるのだ。このままでは、本当に日本の将来は危ういのである。
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