どんぐり1号のときどき日記
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小林宏明氏の「GUN講座2」だが、前作よりも気負いが合って、それが災いしている。前作の翻訳中心から、雰囲気が銃に偏っているのだ。せっかくプロの翻訳家の目から見た銃器の世界にまとめてあったのに、普通の銃の本に近くなってしまった。
そしてちょっと気になる記述もあった。 タウルスのM92のコピー(もちろん正規の版権を取った公式のコピーだ)についてだが、「セーフティ・レバーが使いにくい」と書いてある。でもこれはちょっと変だ。 そもそもベレッタM92のセーフティは、オープン・ハンマーをデコッキングするレバーがフレームではなくスライド側についているので、これだとあまり手が大きくない人間にはかなり操作がしにくい位置になる。ワルサーPPKクラスなら苦にならないが、P38やM92だと私ですらかなり使いにくいと思ってしまう。 その点、タウルスのレバーはフレーム側についているので、実はかなり扱いやすいのである(これはガヴァメントの位置と同じだ)。やはりセーフティは緊急時に素早く解除されなければならないし、しまう時も安全に確実にかけられなければ意味がない。 読んでいてこの点がかなり引っかかってしまった。著者は違うモデルの事を言っているのか、あるいは手がかなり大きいのか、この辺の判断がつかないのである。
そういう些細な点が引っかかるという事は、全体的には良く書かれた本であるという証拠でもあるが、やはり気になるものはどうしようもない。
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