どんぐり1号のときどき日記
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| 2006年05月30日(火) |
キャノンよ、お前もか |
キャノンの内田恒二社長が、フィルムカメラ事業について「今後は新規開発は難しい」と発表した。凍結宣言だが、これは事実上の完全撤退である。 さらに「フィルムカメラ縮小は世の流れ。市場の状況をみるが、今後の需要は(マニア層など)特殊なニーズに限られ、新規開発をしても商売として成立しない」との事で、まさに企業としては正論であり、これはフィルム・カメラの復活はないと考えて間違いない。
コニカミノルタホールディングスは事業からの撤退、ニコンも開発終了した現在、ほとんど世界三大トップと言われた日本のカメラ・メーカーが、全てフィルム・カメラから事実上の撤退をする事になる。 たぶんこれで日本でのフィルム・カメラは衰退するだけになる。こうなると最後の傑作はEOS 7sという事になる訳だ。悲しいなぁ。
いずれフィルム・カメラの新規開発をしないという事は、フィルム走行メカニズムの技術は遅かれ早かれ消え去る事を意味する。あれはかなり重要な技術なのだが、デジタル・カメラでは使用しない技術であり、一度消え去ったら二度と復活しないのも技術という物の特徴なのだ。
しかしデジタル・カメラに移行した人たちは、データの保管をどうしているのだろう。 ハードディスクはいつ壊れてもおかしくないが、そのパックアップに別のハードディスクを使用していては、本来のバックアップにはならない。DVD-Rはメディアとしてはあまりに脆弱だし、現状で一番安心できるMOはどうも衰退し始めているし、そもそも一枚あたりの容量が少ないのがネックだ。 年に数十枚しか撮らないという程度ならなんとでもなるが、カメラが壊れる程度に撮っている身としては、やはり保管に手間隙かかるのは嫌だし、なにより長期保存に不安があっては、趣味としての写真を楽しむ事は不可能である。
趣味としての写真は、この先どうなっていくのだろう。
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